日本政府、中国では「日本語の使用を控えて日本人と推測される服装を避けるように」と自国民に公示 9月3日の中国の記念日「抗日戦争勝利記念日」に備えて

日本政府、中国では「日本語の使用を控えて日本人と推測される服装を避けるように」と自国民に公示 9月3日の中国の記念日「抗日戦争勝利記念日」に備えて

在中国日本大使館は、中国政府が9月3日を「抗日戦争勝利記念日」と定めていることを踏まえ、中国に滞在する日本人に向け、日本語での会話や日本人と分かる服装での外出を控えるよう注意を呼びかけました。

中国政府は今年を「中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年」の記念の年と位置付け、反日映画やドラマの放映、行事やキャンペーンを強化しています。

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その影響で、中国国内では日本人を襲撃する事件が相次いでおり、日本大使館は「外出の際には不審者の接近等、周囲の状況にくれぐれも留意し、安全確保に努め、複数人で外出する等、特にお子様連れの場合には十分に対策をとるようご注意ください。特に以下のような点に留意いただくようお願いします」と呼びかけています。

・現地の習慣を尊重し、現地の方と接する際には言動や態度に注意する。
・外で周囲に聞こえるような声量で日本語を話すこと等は極力控えるとともに、日本人同士で、集団で騒ぐ等の目立った行為は避ける。
・一見して日本人と推測される服装をしたり、そうした物を携帯したりすることを避ける。
・周囲の状況に注意を払い、大勢の人が集まる広場や多くの日本人が利用すると思われやすい場所は可能な限り避ける。
・少しでも不審に感じる人物や集団等を見かけた際には近付かないようにし、速やかにその場を離れる。

また、日本大使館は「安全の手引き」に、2024年の1年間だけで日本人が襲撃される事件が3件発生したことを明記しています。

・広東省深圳市において日本人学校児童1名が登校中に刃物を持った男に襲われ死亡(2024年9月)
・ 江蘇省蘇州市内の日本人学校スクールバス停留所において刃物を持った男が邦人母子及び中国人1名を切りつけ、中国人1名が死亡(2024年6月)
・ 江蘇省蘇州市内の飲食店前の路上において邦人男性が刃物を持った男に襲われ負傷(2024年4月)

こうした状況を受け、中国国内の日本人学校11校に通う児童・生徒数は前年より11%減少したものの、現在も3226人の子供が通っています。

しかし日本の外務省は、中国への渡航警戒レベルを、ウイグルとチベット地域を除いて、依然として「ゼロ」のままとしており、ネット上では「なぜ渡航レベルを引き上げないのか」といった批判が殺到しています。

いついかなるときも、国民の安全が守られますことを心から祈ります。

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