
アメリカの世論調査会社ギャラップは、アメリカ人の飲酒率が過去最低の54%に下がったと発表しました。
米国人の飲酒率、過去最低に 過半数が「アルコールは健康に悪い」と回答 https://t.co/bKHZ6wK9Ot
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) August 17, 2025
ギャラップは1939年からアメリカ人の飲酒習慣を調査しており、最新のアンケートで「お酒を飲む」と答えた人が54%にとどまり、さらに53%が「1日1〜2杯の適度な飲酒であっても健康に悪い」と考えていると回答したとのことです。
特に18〜24歳では飲酒率が50%にとどまり、上の世代と比べて明らかに低く、35歳以上も56%にとどまりました。
こうした若い世代の“飲酒離れ”はアルコール業界にも影響を及ぼしており、飲料市場を分析するIWSRは、ノンアルコールや低アルコール飲料の市場が2022年から2026年の間に25%成長すると見込んでいます。
実際、大手飲料メーカーでは、売り上げに占めるノンアルコール製品の割合が徐々に高まっているとのことです。
コロンビア大学の疫学者キャサリン・キーズは、今回の調査結果を受け、「これは私たち公衆衛生に携わる者が長年伝えてきたメッセージだ。この考え方が一般のアメリカ人にも浸透してきているのは、本当に心強い」と語りました。
また14日には、米国心臓協会(AHA)と米国心臓病学会(ACC)が血圧に関する最新のガイドラインを発表し、これまでの「男性は1日2杯、女性は1日1杯まで」という目安を取り下げ、アルコールはできるだけ控えるよう呼びかけました。
◯新しい血圧ガイドラインでは、早期介入が治療の鍵となるとしている
日本でも飲酒の習慣は縮小傾向にあり、2019年の調査では20代で飲酒習慣がある人は7.8%(男性12.7%、女性3.1%)、30代では17.2%(男性24.4%、女性11.1%)にとどまりました。
1996年の調査と比べると、飲酒習慣のある男性は20代でおよそ3分の1、30代でも半分近くにまで減少しており、節約志向や健康志向の広がりを背景に「あえて飲まない」という選択が定着しつつあるとみられます。
◯「あえて飲まない」若者が増加? 酒類消費量、ピークから3割減
世界中の人々が、生涯を通して健康で幸福な人生を送れますよう心から祈ります。
◯楽しみの一つだったお酒をやめたら、神様はもっと良いものを与えて下さった!(十二弟子・ミナさんの証)
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