
AI技術が急速に発展する中、アメリカでは大卒の若者がIT分野を中心に、深刻な就職難に直面していることが分かりました。
米国の大卒が直面する「就職氷河期」◆新人の仕事、AIが代替https://t.co/j9cLgzJPiy…
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) August 17, 2025
マイクロソフトやグーグルなどの大手IT企業では、新入社員の仕事をAIが代替するようになり、大手への就職を目指してきた人材が行き場を失っているとのことです。
実際、マイクロソフトは今年5月、AIに合わせた事業モデルに転換するため、好業績の中でも6000人の人員削減を行うと発表したばかりです。
◯Microsoft、世界で従業員6000人削減 好業績でもAIシフト急ぐ
ある女性はアメリカ中西部の名門・パデュー大学でコンピューターサイエンスを学び、昨春の卒業から1年にわたって就職活動を続けましたが、面接に呼ばれたのはファストフード店の週10時間の仕事だけだったとSNSで明かしました。
女性はメディアの取材に対し、自分のような経歴をたどれば「初任給で6桁(10万ドル超=約1500万円超)をもらえると約束されてきた」と訴えました。
最近Microsoftが6000人の人員削減をしましたが、今年、アメリカではコンピュータサイエンス学部出身の学生が哲学科出身の学生よりも就職率が低く、就職難に喘いでいるという話。いずれこの流れは米国以外にも普及するのかもしれません。 pic.twitter.com/RnnquaieR2
— Yoshiki Kuraki (@yokuraki) May 21, 2025
コロナ禍以降、アメリカでは大卒以上の若者の失業率が労働人口全体を上回るようになり、直近ではその差がさらに広がっています。
ニューヨーク連邦準備銀行のデータによると、大卒以上の22歳から27歳の失業率は4月時点で5.8%と、全体の4.0%を1.8ポイント上回り、差は過去最大となったとのことです。
専攻別では、コンピューターサイエンスの若者の失業率が6.1%、コンピューター工学が7.5%と、哲学の3.2%などを上回っています。
最近では、短時間でプログラミングコードを作成できる生成AIが次々と登場しており、こうした技術の進展が就職難の背景にあると指摘されています。
米エコノミスト誌は『新卒レベルの職種はAIに置き換えることができ、少なくとも一部の業務を担うことが可能だ』と分析し、AIの方が新卒に割り当てられる作業に優れていると指摘しています。
こうした状況に加え、トランプ政権の高関税政策による先行きの不透明さから、新規採用を控える企業が増えており、多くの新卒たちが厳しい状況に置かれています。
今後、こうした動きはアメリカにとどまらず、日本をはじめ各国にも広がっていくものと見られています。
あらゆるテクノロジーが人類の幸福のために用いられ、誰もが将来に希望を持って生きられる健全な社会となりますことを心から祈ります。
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