【電通】業績予想を黒字100億円から赤字754億円に下方修正、3年連続の赤字となる見通し 海外のM&Aで巨額の損失

【電通】業績予想を黒字100億円から赤字754億円に下方修正、3年連続の赤字となる見通し 海外のM&Aで巨額の損失

電通グループは14日、2025年12月期の通期業績予想を下方修正し、純損益の見通しを100億円の黒字から一転、754億円の赤字に大きく引き下げました。

海外事業の不振により、業績は3年連続の赤字となり、あわせて海外で従業員の約8%、およそ3400人を削減する方針も明らかにしました。

国内事業はインターネット広告の好調で、2025年1〜6月期の売上総利益と調整後営業利益は過去最高を更新するなど堅調に伸びました。

しかし、4〜6月期にアメリカ大陸地域と欧州・中東・アフリカで、かつて高額で買収した企業が期待したほどの利益を上げられず、その評価額を大きく下げたことで、860億円の損失が発生しました。

この影響で、従来69円75銭を予定していた中間配当は無配となり、期末配当も「未定」に変更されています。

電通グループの五十嵐博CEOは同日、オンラインで開いた決算説明会で、「経営として重く受け止めている。過去のM&A(合併・買収)について、経営のリスク判断が甘かったという批判は正面から受け止める」と述べました。

電通は2020年にも、海外で買収した企業の価値を大きく引き下げたことによる損失で、過去最大の赤字に陥りました。

その後は本社ビルの売却や広告事業の回復で持ち直したかに見えましたが、2023年には中国などで広告市場が冷え込み、アジア・太平洋地域の事業でも678億円の損失を計上しています。

さらに2024年に入ると、海外で展開してきたデータ分析やDXコンサルティング事業が振るわず、これまで成長の柱として期待されてきた事業までもが業績の足かせとなったと指摘されています。

◯電通を襲った再びの悪夢、「世界進出」の落とし穴

真に有益な企業が存続し、人々の生活がより豊かに発展していきますことを心から祈ります。

◯電通グループ企業、コロナ事業の費用を約1.1億円水増し請求していたことが判明し、批判殺到

◯【癒着】自民党、電通に19年間で100億円超を支出していたことが判明「税金でメディアジャックしてるようなもの」「こりゃ電通助成金だな」

◯電通本社ビルを3000億円でヒューリックの子会社に売却 売却益890億円 創価企業同士で不動産売買し、電通倒産の危機を免れる

コメントを書く

*
*
* (公開されません)

Comment