
北海道内で、「隠れメガソーラー」と呼ばれる規制逃れを目的にした発電施設が、少なくとも312カ所確認され、波紋を呼んでいます。

メガソーラーは発電出力が1000キロワット以上の大型太陽光発電施設を指しますが、近年は小規模発電所をいくつも並べることで、メガソーラー建設に必要な環境影響評価(アセスメント)や住民説明会、自治体への申請といったの多くの工程を回避する事業者が増えているとのことです。
さらに、発電施設を小分けにすることで、メガソーラーとして発電する場合よりも高い価格で電力を販売できるとされています。
書類上は50キロワット未満の小規模太陽光発電所として別々に登録されていても、現地ではすぐ近くに複数並べて設置されているケースが多く、北海道新聞の調査では、合計出力が1000キロワットを超える事実上のメガソーラーが17カ所確認されたとのことです。
現行制度では、「隠れメガソーラー」を規制するのは難しく、敷地を柵で区切ったり、土地の名義を分けたり、離れた土地に見せかけたりする手口が横行しています。
太陽光発電のリスクが広く認知され、人々の暮らしや豊かな自然が破壊されることのないよう心から祈ります。
◯【北海道釧路市】「太陽光発電施設の設置を望まない」 6月1日に『ノーモアメガソーラー宣言』を発出 福島市に続き全国2例目
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