
中国・北京の裁判所は16日、アステラス製薬の現地法人幹部を務めていた日本人男性について、スパイ活動を行ったとして懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。
中国、アステラス製薬の日本人男性に懲役3年6月の判決言い渡し スパイ罪でhttps://t.co/buvQN3QxQ0
傍聴した金杉憲治・駐中国大使は同日、記者団の取材に対し、懲役3年6カ月の判決が言い渡されたと明らかにした。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 16, 2025
アステラス製薬の男性社員は、日系企業でつくる「中国日本商会」の幹部を務めた経験もあるベテランの駐在員とのことですが、2023年3月の帰国直前に北京市内で拘束されました。
判決後、金杉憲治日本大使が男性とおよそ30分間にわたって領事面会を行い、男性の健康状態などを確認し「身心ともに特段、問題はない」と説明したとのことです。
中国では2014年に「反スパイ法」が施行されてから、今回の男性を含め17人の日本人が拘束され、うち11人に実刑判決が言い渡されたほか、現在も5人が中国国内に留め置かれています。
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アステラス製薬は免疫抑制剤の分野で世界的に知られ、臓器移植医療の現場においても長年にわたり深く関与してきました。
中国、北京の武装警察総合病院、臓器移植部門。
肝臓移植の待ち時間は最短で1週間で、臓器の供給源は数多くあります。
すべて健康な人の臓器です!臓器は広州から来ています!
中国に送られる香港人は全員広州に送られることになる。
多くの香港人が広州に送られた後に行方不明になった! https://t.co/VP4lDUFpCF— 世界モンゴル人連盟 (@worldmongolian) June 29, 2025
中国では、法輪功の信者やウイグル人たちから違法に臓器を摘出する行為が行われており、アステラス製薬も臓器移植ビジネスに深く関与している以上、こうした実態について何らかの内情を把握しているものと見られています。
そのため、中国政府が臓器移植に関する機密情報の国外流出を恐れ、男性社員を帰国直前に拘束した可能性も考えられます。
◯中国当局、アステラス製薬の日本人男性を『スパイ罪』で起訴 中国の臓器移植の実態把握を妨害するための工作か
世界中のどこにおいても、国民の安全が守られますことを心から祈ります。
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