
全国各地で道路の陥没が相次ぎ、2022年度だけでも1万件を超えていたことが分かりました。

皆さん注意願います
緑川と竪川ご交差する竪前橋の北側
埼玉土建川口支部の北東、道路が陥没しています。(大きさは横70センチ縦1メートル程度)警察が出動し通行止めになっています。川口市の下水道補修の業者も来ていました。暫くは通行止めが続くと思います。 pic.twitter.com/LRqGMjsHci— 松浦洋之 川口市議会議員 自民党 (@matsugarasuya) June 29, 2025
国土交通省の最新データによると、2022年度の陥没事故は1万548件に上り、2021年度は9967件、2020年度は9124件だったとのことです。
今年に入ってからも全国各地で陥没の被害が報告されており、千葉県大網白里(おおあみしらさと)市では、2月11日未明に住宅地の道路が陥没し、破損した水道管から大量の水が噴き出す事態となりました。
福岡県福岡市では先月10日、国道202号の車道から歩道にかけて縦約2メートル、横約4メートルの陥没が発生したほか、埼玉県川口市でも同月29日、交差点で縦約1メートル、横約70センチの陥没が確認されています。
◯【千葉県大網白里市】住宅地で道路が陥没 破損した水道管から大量の水が噴出 全国で進むインフラ老朽化
◯【福岡市】道路が陥没、幅1.5メートルほどの穴が空く 全国で進むインフラの老朽
川口市の松浦市議によると、6月29日に市内の道路で横70センチ、縦1メートルほどの陥没が見つかり、補修工事などが行われたとのことです。
陥没の発生件数は年々増加傾向にあり、そのうち全体の70%以上が、道路排水施設や共同溝、下水管といったインフラ設備に起因しているとされています。
陥没の原因にはさまざまな要因があり、地中に埋設された管の損傷や、地下掘削工事の影響、さらに自然現象などが複雑に絡み合って発生することが多いと言われています。
たとえば、老朽化した水道管にひびが入り、管内の水がじわじわと地中に漏れ出すと、滲み出した水が周囲の土を巻き込みながら流れ出し、次第に地盤内に空洞が形成されます。
やがて、その空洞が上からの荷重に耐えきれなくなり、突然の道路陥没によって通行人や車両が巻き込まれる危険な事故につながることもあります。
また、地下トンネルの掘削工事において、事前の地質調査が不十分だったり、設計通りの施工が行われずに過剰に掘削してしまった場合、周辺の地盤が不安定になり、崩落を引き起こすこともあります。
このほかにも、地下水の浸透によって地中に空洞が生じ、その後の降雨や地震などをきっかけに陥没が起こるケースも報告されています。



水道管の耐用年数はおおよそ40年とされており、国土交通省の発表によると、2020年度末時点で全国の水道管のうち20.6%がすでにその耐用年数を超えているとのことです。
◯【鎌倉市】水道管が破裂し道路が冠水、約1万世帯で断水被害 全国で進むインフラの老朽化
◯【埼玉県八潮市】道路が陥没、トラック1台が転落 運転手の安否不明、救助は難航 原因は下水管の破損
誰もがより安心で快適に暮らせる社会が実現しますことを心から祈ります。
◯【岸田内閣】ウクライナの“地雷対策・がれき処理・農業の発展・電力・インフラ”のため158億円の無償資金協力を表明 過去2年間で総額121億ドル(約1兆7000億円)の財政支援
◯【国民が悲鳴】『水道管の老朽化』問題で、関東37自治体が水道料金値上げ 埼玉県本庄市では約40%値上げの方針を示す
◯埼玉県所沢市で水道管が破裂、周辺の道路が冠水 相次ぐ水道管事故に「民間企業への委託を進める意図があるのではないか」と疑う声が広がる
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