トルコの反政府武装組織「クルド労働者党（PKK）」は、12日に発表した声明の中で、組織の解散と武装闘争の終了を正式に宣言しました。

PKKが解散を宣言し、40年以上にわたる武装闘争の終了を発表！！
これでクルド人への迫害を理由とした難民申請の根拠が失われた。
さようなら。故郷へお帰り下さい。https://t.co/O0j4LqpoqK

— 穂積茂行 (@shigeyuki696) May 12, 2025

PKKは、クルド人による独立国家の樹立を目指して1978年に結成された武装組織で、40年以上にわたりトルコ各地でテロを繰り返してきたことから、トルコや欧米各国から「テロ組織」に指定されています。

PKK創設者のアブドラ・オジャランは、刑務所で服役中ですが、今年2月に武装解除と組織の解散を呼びかける声明を発表し、メンバーらもその呼びかけに応じて、3月に即時停戦を宣言していました。

今回の声明で、PKKは今月5日から7日にかけて会合を開き、「歴史的使命を終えた」として、組織の解散を正式に決定したと明らかにしました。

これを受け、トルコの与党報道官は、「テロのないトルコへの重要な一歩だ」と発表しています。

クルド人たちは長年、トルコで迫害を受けているとの名目で、日本をはじめ世界各地に「難民」として流入してきましたが、PKKが自ら幕を下ろした以上、その言い訳もさすがに今後は一切通用しなくなるでしょう。

すべての争いが終息し、この地上に真の平和と安息が訪れますことを心から祈ります。

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