【ダボス会議】創設者のシュワブを調査 不正行為の内部告発を受けて

【ダボス会議】創設者のシュワブを調査 不正行為の内部告発を受けて

世界経済フォーラム(ダボス会議・WEF)が、創設者のクラウス・シュワブ前会長を不正行為の疑いで調査していることが明らかになりました。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、先週、シュワブ夫妻の不正行為を内部告発する匿名の書簡がWEFの理事会に届いたとのことです。

書簡には、シュワブ夫妻がスイス・ジュネーブにあるWEF所有の高級不動産を私的に使用していたことや、ホテルの客室でのマッサージ代をWEFの資金で支払っていたこと、さらにシュワブが部下に現金の引き出しを指示していたこと、そして妻のヒルデが架空の会議をでっち上げ、WEFの資金で豪華な旅行をしていたことなどが記されていたそうです。

この告発を受け、ダボス会議の理事会は20日の緊急会議でシュワブ夫妻への調査を開始することを決定しましたが、一方のシュワブの広報担当は疑惑を全面的に否定し、法的手段も辞さない姿勢を示しています。

クラウス・シュワブは、WEFを非営利団体としながらも、その予算を使ってケータリングや警備サービスを手配し、豪華なディナーを開催するなど、贅沢な生活を送っているとして、これまで度々批判されてきたほか、自身の甥にWEFのイベント運営を担う企業「Global Events Management」を設立させ、同社に数百万ドル規模の契約を与えていたことが指摘されてきました。

現在、ダボス会議の影響力は年々低下しており、一般市民の生活とはかけ離れた「エリートたちのおしゃべりクラブ」に過ぎないとして、左右両派から批判の声が上がっています。

私利私欲にまみれた無能な権力者たちが一掃され、誰もが安心して暮らせる平和な世界となりますことを心から祈ります。

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