大阪万博の会場で、運営上の改善点を洗い出す「テストラン」が行われ、ネット上にさまざまな感想が寄せられています。

テストランは、4日〜6日の3日間にわたって行われ、万博の関係者や大阪府・市の公募に当選した一般参加者計約10万人が会場を訪れました。

万博協会によると、初日と2日目はセキュリティチェックの一環で金属探知機16〜17基を使って手荷物検査を行ったため、来場者がゲートを通過するまでに1時間半もかかったとのことです。

実際、SNS上にも「指定された時間に行ったにもかかわらず、ゲートで90分待たされる。これ、夏になったら人死ぬぞ」といったコメントが投稿されました。

こうした事態を受け、最終日は31基ある金属探知機をフル稼働させ、混雑の緩和と入場手続きの短縮に努めとのことですが、それでも9時台に来た人は9時45分に、10時台に来た人は10時30分ごろにようやく入れたとのことです。

また、11時30分ごろには、ゲート前の混雑を受けてメトロ夢洲駅の階段の通行を一時制限したため、駅構内にも人が滞留する事態となりました。

テストランに参加した人たちからは、「個性的なパビリオンが見応えがあった」「食事が美味しかった」といった好意的な声が投稿されているものの、その一方で、子供用トイレに仕切りや扉がないことや、デザイナーズトイレの手洗い場に水受けがないこと、さらにはスタッフが来場者を「ババア」と呼んだといった声など、さまざまな指摘や苦情も寄せられています。

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また、テストラン初日の4日には、ブラジルパビリオンで火事があったほか、最終日の6日にはグリーンワールド工区と呼ばれるエリアの屋外の電気設備地下ピットで、濃度の高いメタンガスが検出されました。

同行区はメタンガスによる爆発事故のあった場所で、6日も着火すれば爆発を起こしうる濃度のメタンガスが検出されたとのことです。

万博協会は、32億円もの追加予算を投じて、同工区の建物に換気装置を設置するなどの対策を進めてきましたが、それでも不安は拭いきれない状況です。

◯【大阪万博】ブラジルパビリオンで火災発生 天井や配線が焼けるなどの被害

人々の安全が守られ、地域社会の発展につながる行政が行われますことを心から祈ります。

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