
日本時間の28日午後、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震が発生し、大きな被害が出ています。
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BBCニュース – ミャンマー中部地震、死者1000人超に ミャンマーと隣国タイで多数の死傷者https://t.co/M9Ih4lUASy— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) March 29, 2025
The clips emerging from Myanmar are truly horrifying pic.twitter.com/AjHhANhnIp
— Concerned Citizen (@BGatesIsaPyscho) March 28, 2025
米地質調査所(USGS)によると、震源地は第2の都市・マンダレーの近郊で、震源の深さは10キロメートルだったとのことです。
この地震の12分後にも、近くでマグニチュード6.7の地震が発生するなど揺れが続いています。
ミャンマー国内では、これまでに1002人が死亡し、2376人が負傷したと報告されていますが、現在も各地で建物の下敷きになっている人が多く、地震の影響で道路が寸断されているほか、電話やインターネットがつながらない地域も多く、被害の全容は未だ明らかになっていません。
エックス上では、タイの地震やバンコクの動画ばかりが拡散されていますが…
やはり震源地のミャンマーは相当甚大な被害が出ている模様。政権が安定していない上、軍事政権下で情報も乏しい。各国の支援にも弊害が出る恐れも。pic.twitter.com/VUMZppijFj
— DAI Channel / アジアの歩き方 (@asianwaker) March 28, 2025
Air traffic control tower collapsed at Naypyidaw Airport, the capital of Myanmar
All personnel are presumed dead https://t.co/bwdIAFmj3R pic.twitter.com/zgJQYYZR2n
— RT (@RT_com) March 28, 2025
また、震源地から1000キロ以上離れたタイの首都バンコクでは、建設中の高層ビルの倒壊により、これまでに少なくとも5人が死亡し、17人が負傷したとのことです。
現場では、およそ100人が取り残されているとみられ、一夜明けた29日も行方不明となっている人たちの捜索活動が続けられています。
倒壊した高層ビルは、2020年からタイの建設会社と中国の国営建設会社「中鉄十局」が共同で工事を進めていたもので、中国メディア「財新」によると、中鉄十局が海外で初めて受注した超高層建築だったそうです。
ビルの倒壊後、「中鉄十局」の公式SNSでこのビルに関する情報が確認できなくなっており、削除されたものとみられます。
【速報】ミャンマーでM7.7の大地震 タイ・バンコクで建設中とみられる高層建築物が倒壊pic.twitter.com/JuWeetJsU2
— NewsDigest by JX通信社 / 地震・災害・ニュース速報 (@NewsDigestWeb) March 28, 2025

ミャンマーのM7.7の地震によるタイ・バンコクの中国製高層ビルのクオリティを検証できる様子です。冥土インチャイナです。 pic.twitter.com/PrnVmMAtEY
— 東雲くによし(Shinonome Kuniyoshi) (@kuniyoshi_shino) March 29, 2025
ミャンマー国内には「サガイン断層」と呼ばれる断層が走り、10年以上前からマグニチュード7.7の地震が予測されていました。
また、被害のあった地域には複数の大型ダムがあり、大量の水を溜め込むことで巨大地震のリスクが高まることも、過去の事例により明らかになっています。
◯人為的な地震は150年間で728件発生、最新報告 四川大地震とネパール大地震も、主な原因は資源採掘とダム

ミャンマーでM7.7の大地震が起きた影響でタイ・バンコクで高層建築物が倒壊
あっちの建物は耐震構造とか基本的には無いから酷い被害に…しかし(3-4枚目の)地震の起きた場所、規模が10年以上前に予測されててドンピシャなの凄いな pic.twitter.com/UUGTzcBYsy
— む-るむ-る (@z2tJHEo92kfrXgE) March 28, 2025
また、震源地にごく近い第2の首都・マンダレーは、「中国人に乗っ取られた都市」として知られており、人口のおよそ半数が中国人と言われています。
マンダレーが中国人に乗っ取られていく様子は、「マンダレーの死」という楽曲にもなっており、「異邦人(中国人)にめちゃくちゃにされた」「この都市に住みついたあいつたちは何者」「私たちの愛するマンダレーは死んだ」といった、侵略の悲惨さを嘆く歌詞が込められています。


今回の地震では、マンダレーでビジネスをしていた多くの中国人が被災しており、「ホテルが何十棟も倒壊し、人も商品も失った。被害は非常に大きく、中国人も現地の人も、何人亡くなったのか分からない」と嘆いています。
ミャンマー強震で「這って逃げた」 中国人商人が嘆く:「人もいない、商品もない」
ミャンマー中部で昨日、マグニチュード7.7の大地震が発生し、大きな被害を受けた第2の都市マンダレー(現地では「瓦城」)では、中国人商人たちが「ホテルが何十棟も倒壊し、人も商品も失った。被害は非常に大きく、中国人も現地の人も、何人亡くなったのか分からない」と語っています。多くの中国企業が操業を停止し、救助と復旧作業に全力を挙げています。
現地の中国人によると、激しい揺れが10分ほど続き、多くの人が気を失うほどだったといいます。2008年の四川大地震を経験した中国人は「経験があるから」とすぐに屋外に避難しましたが、空港の閉鎖で帰国できず、不安から夜も眠れない状態だと話しています。
報道によると、マンダレーで事業を行う中国人商人の小康さんは、「このあたりのホテルに泊まっているのは、ほとんどがビジネスで来た中国人だ」とし、自身は翡翠市場近くのホテルに宿泊していたそうです。「ホテルが何十棟も倒壊し、人も商品も失った。被害は非常に大きい」と述べました。地震当時は屋外にいて、「道路の上にいても立っていられないほどだった」と語り、宿泊していたホテルも傾いてしまい、中に戻ることができず、道路脇にテントを張って寝ているといいます。
ネット上では、マンダレーの「WinStarホテル」が倒壊したとの情報も流れています。ミャンマーで長年翡翠ビジネスをしている呉さんによると、このホテルは安価で、多くの中国人が宿泊していたそうです。
今回の地震で、海外進出している中国企業も影響を受けました。新希望グループはミャンマーに4つの会社を持ち、「いずれも強い揺れを感じ、原料や家具が倒れて散乱した。すべての拠点で生産を停止し、救援活動に全力を注いでいる」と述べました。
全世界の人々が様々な脅威から守られ、安心して暮らせる平和な社会となりますことを心から祈ります。
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