【ロンドン・ヒースロー空港】変電所で大規模火災が発生し、大規模停電 約1350便が運航停止、数十万人の乗客に影響 火災原因は不明 英エネルギー相「前例のない壊滅的な事態」

【ロンドン・ヒースロー空港】変電所で大規模火災が発生し、大規模停電 約1350便が運航停止、数十万人の乗客に影響 火災原因は不明 英エネルギー相「前例のない壊滅的な事態」

20日午後11時20分ごろ、イギリス・ロンドンのヒースロー空港から約3キロ離れた変電所で大規模な火災が発生しました。

変電所では2万5000リットルもの冷却オイルが燃え上がり、一時的に6万7000世帯以上が停電、150世帯が避難しました。

また、この火災による停電のため、ヒースロー空港は終日閉鎖され、21日に運航予定だった1300便以上が欠航となりました。

ヒースロー空港は英国で最も利用者が多く、世界でも5番目に利用者が多いとされており、今回の影響はおよそ30万人に及びました。

火災から2日後の22日朝、ヒースロー空港はホームページとSNSを通じ、運営を全面的に再開したと明らかにしましたが、今後も数日間は混乱が続くと見られています。

現在も、変電所の出火原因は分かっておらず、警察はテロの可能性も排除せず捜査すると発表しました。

英国のミリバンド・エネルギー相は、今回の事故について、「前例のない壊滅的な火災により空港の電力バックアップシステムが機能しなかった」と述べました。

◯英ヒースロー空港終日閉鎖、変電所火災で停電 世界的に航空便混乱

ヒースロー空港ではこれまでも大規模なトラブルが繰り返し発生しており、2008年には第5ターミナルがオープンした際、手荷物処理システムに不具合が発生、数日間にわたって数百便が欠航、何千個もの荷物が行方不明となるなど、大混乱に陥りました。

また、空港職員や地上スタッフのストライキにより、チェックインの停止、遅延・欠航などのトラブルが多発しており、ブリティッシュ・エアウェイズをはじめ、多くの航空会社が大きな打撃を受けています。

こうした過去の経緯から、ブリティッシュ・エアウェイズの元最高経営責任者(CEO)で、国際航空運送協会(IATA)のウィリアム・ウォルシュ事務局長は、「今回の事故はヒースロー空港が旅行者と航空会社双方を失望させたもう一つの新たな事例に過ぎない」と苦言を呈しました。

また、 「重大な疑問が残る。国家および世界的に重要なインフラが単一の電源により深刻な影響を受けるのはなぜなのか。それが事実なら、空港の計画の明らかな失敗だ。混乱に巻き込まれた乗客の対応にかかる費用を誰が負担するのかという問題が生じる」とも述べました。

事故の原因が徹底的に究明され、真に人々の生活を支える、安全性の高いインフラが整備されますことを心から祈ります。

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