スーパーの米5kgの価格が初の4000円超え 備蓄米を放出するも10週連続の値上がり

スーパーの米5kgの価格が初の4000円超え 備蓄米を放出するも10週連続の値上がり

スーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格が、史上初の4000円超えとなったことが分かりました。

農林水産省によると、今月3日から9日にスーパーで販売されたコメの平均価格(5キロ)が、前年同期比で2000円以上高い4077円となったとのことです。

コメの価格は10週連続で上昇しており、前の週と比べて約125円ほど値上がりしています。

政府は、コメ不足と価格高騰の対策として、備蓄米を放出しており、18日になってようやくJA全農への引き渡しが始まりました。

備蓄米は今月下旬以降、スーパーなどの店頭に並ぶ見通しですが、卸売業者や小売業者による価格のつり上げが懸念され、備蓄米の放出が本当に価格安定につながるのかと疑問の声も上がっています。

また、JAグループ4団体の会長を務める小松忠彦会長は、備蓄米の放出について、「意義のあることだが、今年のコメの価格が昨年並みに下がることがあってはいけない」と話しています。

食料が安定して供給され、人々が安心して暮らせる豊かな社会となりますことを心から祈ります。

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