
岩手県の大船渡市は9日、先月末に発生した山林火災で、住宅や空き家、作業場など合わせて210棟が被害を受けたと発表しました。
建物の被害は210棟に 住宅全壊は76棟 岩手・大船渡の山林火災https://t.co/qM77HojOzr
市はこれまで少なくとも建物78棟の被害を確認したとしていましたが、外観調査の結果、2.7倍に増えました。今後、被害状況を精査します。
— 毎日新聞 (@mainichi) March 9, 2025
このうち住宅は102棟で、76棟が全壊とみられています。
これまで市は建物78棟の被害を確認していましたが、外観調査の結果、被害の規模が当初の2.7倍に拡大したとのことです。
この火災は2月26日に発生し、12日目にようやく鎮圧されましたが、消失面積は約2900ヘクタール(東京ドーム約620個分)に達し、平成以降で国内最大の林野火災となりました。
被災者の中には、2011年の東日本大震災で家を失い、ようやく生活や仕事を立て直した人たちが何人もいましたが、今回の火災で再び家や仕事場、仕事道具を失い、「震災が再来したようだ」といった声を上げています。
◯【速報中】大船渡 山林火災 避難指示解除 被害受けた住民は
さらに、避難指示が出されていた地区にある2カ所の養鶏場では、飼育されていたニワトリ計2960羽が死亡していたことが確認されました。
避難解除地区の養鶏場2カ所でニワトリ2960羽被害 エサ不足原因 https://t.co/TyVQ5ymIHW
岩手県大船渡市の大規模な山林火災で、避難指示が解除された地区にある2カ所の養鶏場で8日までに計2960羽のニワトリが死んでいたことが明らかになった。
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) March 9, 2025
養鶏場の関係者によると、避難指示の影響で施設に入れず、エサや水が不足したことが原因で死亡した可能性があるとのことです。
また、かろうじて生き延びたニワトリも衰弱しているため、今後さらに被害が拡大する恐れがあるとしています。
一刻も早く復旧作業が進み、二度と同じ悲劇が繰り返されないことを心から祈ります。
◯岩手県大船渡市の山林で大規模な火災 1340世帯3306人に避難指示 建物被害は84棟以上 数キロ離れた3つの地点から出火「自然発火とは考えにくい」
◯岩手県大船渡市の山林火災、発生から5日経つも鎮火のめど立たず 消失面積2600ヘクタール、大手メディアはスマートシティ化は“陰謀論”と報道
◯法医学樹木医のロバート・ブレイム、カリフォルニアの山火事のほとんどが指向性エネルギー兵器(DEW)によって引き起こされたとの分析を発表
コメントを書く