岩手県大船渡市の山火事、建物被害210棟、消失面積2900ヘクタール 2カ所の養鶏場で2960羽が餌不足で死亡していたことも判明

岩手県大船渡市の山火事、建物被害210棟、消失面積2900ヘクタール 2カ所の養鶏場で2960羽が餌不足で死亡していたことも判明

岩手県の大船渡市は9日、先月末に発生した山林火災で、住宅や空き家、作業場など合わせて210棟が被害を受けたと発表しました。

このうち住宅は102棟で、76棟が全壊とみられています。

これまで市は建物78棟の被害を確認していましたが、外観調査の結果、被害の規模が当初の2.7倍に拡大したとのことです。

この火災は2月26日に発生し、12日目にようやく鎮圧されましたが、消失面積は約2900ヘクタール(東京ドーム約620個分)に達し、平成以降で国内最大の林野火災となりました。

被災者の中には、2011年の東日本大震災で家を失い、ようやく生活や仕事を立て直した人たちが何人もいましたが、今回の火災で再び家や仕事場、仕事道具を失い、「震災が再来したようだ」といった声を上げています。

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さらに、避難指示が出されていた地区にある2カ所の養鶏場では、飼育されていたニワトリ計2960羽が死亡していたことが確認されました。

養鶏場の関係者によると、避難指示の影響で施設に入れず、エサや水が不足したことが原因で死亡した可能性があるとのことです。

また、かろうじて生き延びたニワトリも衰弱しているため、今後さらに被害が拡大する恐れがあるとしています。

一刻も早く復旧作業が進み、二度と同じ悲劇が繰り返されないことを心から祈ります。

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