韓国地裁、内乱罪で起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の拘束取り消しを決定

韓国地裁、内乱罪で起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の拘束取り消しを決定

韓国の地方裁判所は、内乱を首謀した罪で起訴されたユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の拘束を取り消す決定を下しました。

ユン・ソンニョル大統領は、野党・共に民主党の圧力を受け、政策の実行が困難な状況に陥ったため、昨年12月に「非常戒厳」を宣言しましたが、内乱を首謀した疑いで今年1月に逮捕・起訴され、ソウル近郊の拘置所で拘束されていました。

ユン大統領側は、身柄の拘束を不服として裁判所に取り消すよう訴え、先月20日に裁判所で行われた審理の中で、「不当な拘束手続きが行われた」と主張してきました。

ソウル中央地方裁判所は7日、ユン大統領が起訴された時点で捜査機関の拘束可能期間がすでに過ぎていたとして、拘束の取り消しを決定しました。

この裁判所の判断により、ユン大統領は近く釈放される見通しです。

日本では野党・共に民主党の動きばかりが報じられていますが、現地では3月1日の「独立運動記念日」に、ユン大統領の弾劾に反対し、釈放を求める大規模なデモが開催され、数百万人が集まったとも言われています。

ユン大統領が釈放される見込みとなったことを受け、与党「国民の力」のトップ、クォン・ヨンセ(権寧世)非常対策委員長は「裁判所が法と良心に従って賢明な決定を下したことを歓迎する」と述べました。

そのうえで、刑事裁判と並行して進められている、ユン大統領の弾劾が妥当かどうか判断する裁判について「憲法裁判所も、憲法に従って公正な決定を下すことを願う」としています。

一方、「共に民主党」の報道官は「検察は直ちに抗告しなければならない。今回の地方裁判所の決定は、憲法裁判所の弾劾裁判とは全く無関係であり、影響を与えるものではない」としています。

勢力闘争が終息し、すべての人々を幸福にする政治が、全世界で行われますことを心から祈ります。

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