この度、RAPTさんが手掛けられた写真集の第四弾『NOTO EARTHQUAKE 災害か、侵略か? 地震発生から9ヶ月後の能登』を発売いたしました。
2024年1月1日、能登半島でマグニチュード7.6の地震が発生、この大災害により、これまでに504人が命を落とし、多くの人々が家や仕事を失いました。
しかし政府もマスコミも、被災地の様子をあまり正確に発信しようとせず、ネット上にも被災現場を詳細に伝える映像や写真がほとんど出回っていないため、国民の多くは被災地の詳しい状況を知ることができませんでした。
こうした中、RAPTさんが現地に赴き、最も被害の大きかった輪島市と珠洲市を訪れ、隅々まで巡り歩いてカメラに収め、一冊の写真集としてまとめてくださいました。
本作品には391枚もの写真が収められており、被災地のあまりに悲惨な実情を伝える貴重な記録となっています。
RAPTさんは現地を訪れた際、地震発生から9ヶ月が経っているにもかかわらず、無数の建物が破壊されたまま残され、まるでほんの数日前に地震が起きたかのような光景に唖然としたと仰っていました。
実際、この写真集を見れば、そのあまりの衝撃に誰もが言葉を失うのではないでしょうか。
現在、「復興が進んでいないとの情報はデマ」とする投稿がSNS上で拡散され、復興の遅れを批判する声を封じ込めようとする動きが見られますが、どれだけ政府が復興を遅らせ、再興を望む人々の心を挫いてきたか、本作品を通してはっきりとお分かりいただけるかと思います。
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