【カシオ】『G-SHOCK』の類似デザインの腕時計をめぐり、中国メーカー2社に勝訴 

【カシオ】『G-SHOCK』の類似デザインの腕時計をめぐり、中国メーカー2社に勝訴 

カシオ計算機は12日、同社の人気ブランド「G-SHOCK」の類似品を作った中国の企業2社に対し、不正競争を争う裁判で勝訴したと発表しました。

G-SHOCKの「GA-110」シリーズは2010年に発売され、2016年から2020年にかけて中国市場でG-SHOCK全体の売り上げの中で最も高いシェアを記録しました。

しかし、2019年に意匠権が切れていたこともあり、G-SHOCKのデザインを模倣した時計が、中国国内で製造され、販売されるようになりました。

これを受け、カシオ計算機は偽時計を製造・販売していた「広州市特遠表業有限公司」と「深圳市特斯高時計有限公司」を提訴、中国の裁判所は両社の行為がデザイン権や商標権の侵害に加え、不正競争防止法にも違反していると認定、模倣品の製造・販売停止を命じる判決を下しました。

世界におけるコピー品市場の規模は2019年時点で約5090億ドル、日本円にして73兆円に上り、このうち中国と香港が主要な供給源とされています。

模倣品の取り締まりはイタチごっこの状況が続いていますが、今回のカシオの勝訴は、知的財産権保護の重要性を改めて示す事例となりました。

企業努力を踏みにじる悪なる中国人たちが全て厳正に裁かれ、すべての市場において健全な競争が行われますことを心から祈ります。

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◯株式会社ポケモン、中国企業6社に対する知的財産権侵害訴訟で勝訴 うち2社が判決に不服として控訴

◯シャープ、中共のスパイ企業・ファーウェイと知的財産権を共有するライセンス契約を締結 「シャープ、正気の沙汰ではないな」「シャープ、完全に終わりました。 悲しすぎて言葉もない」

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