電動キックボードの検挙数が、道交法の改正から1年間で2万5156件に上り、高止まりの状況が続いています。
検挙数2万5156件のうち、55%は歩道を走行するなどの「通行区分違反」で、歩行者との接触事故、ひき逃げ事件も多発しています。
また、都内では電動キックボードが高速道路に侵入するケースが相次いでおり、今年4月以降で7件確認されています。
電動キックボード、首都高に進入 4月以降7件確認 https://t.co/CULVCqgV1p pic.twitter.com/IB5hwxBisA
— 日経 社会ニュース (@nikkeishakai) December 5, 2024
これは12月に3号渋谷線で発生した電動キックボードによる不法立入の映像です。
幸いにも後続車が電動キックボードの存在に気づき、重大事故には至りませんでした。
高速道路上での電動キックボードの使用は禁止されています。
命に関わる重大事故につながるため、絶対にやめてください。… pic.twitter.com/EB43lp7jK1
— 【公式】道路交通情報@首都高 (@shutoko_traffic) December 4, 2024
これまで、大手シェアリング事業者「Luup」の岡井大輝社長は、国民に向けた説明を避けてきたものの、今回、時事通信の取材に応じ、「違反を繰り返しているのは本当に一部なので、撲滅できる」「軽微な違反でもペナルティーが付くことで、真剣に乗ってもらうようにすることが重要」「ごく一部の(悪質な)違反者からは売り上げを得る必要がない。一切許す余地がなくていいと思う」と述べました。
しかし、電動キックボードによる危険運転は一向に改善されておらず、「電動キックボード自体も関連法令も欠陥だらけだと思う。仮にこんな欠陥だらけの乗り物による事故で、被害を被ったら本当に報われないし、許可を出している行政側の責任問題にも発展するのでは」「議論ばかりで話しが進まない日本で 随分とスムーズに許可が降りたもんだね?」「警察OBがLUUP社に天下りしているようですが、危険なので、一刻も早く日本でも全面禁止にすべきだと思います」といった声がネット上で殺到、利用廃止を求める世論がさらに高まっています。
危険な電動キックボードが直ちに廃止され、これ以上、事故に巻き込まれる被害者が出ないことを心から祈ります。
◯電動キックボードレンタルの『Luup』に元警視総監の樋口建史が監査役として就任し、批判殺到「元警視総監の口添えがあったのか。そりゃ異例の早さで規制緩和するわけだわ」
◯【スペイン】レンタル電動キックボードの認可取り消し「市民の安全を保証できない」
◯【Luup】積載禁止の水道メーター上に電動キックボードのポートを設置していることが判明 水道局が注意喚起するも沈黙を守る
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