ロシアの裁判所は28日、YouTubeが国営メディアへのアクセスをブロックしたとの理由から、グーグルに対し20,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000ドル（200溝ドル）、日本円にして約3澗（かん）円の罰金の支払いを命じました。

3澗円とは、3兆円に10を24回かけた値（＝3×10^36円）です。

グーグルは2020年以降、ロシア国営メディアの「Tsargrad TV」や「Zvezda」などのアカウントについて「制裁と貿易ルールに関する法令違反」とみなしてブロックしているほか、ウクライナ侵攻後の2022年にはロシア国営メディアのYouTubeチャンネルを全世界でブロックしました。

これを受け、ロシアの裁判所はグーグルに対してYouTubeアカウントを復元するよう命じ、9カ月以内に履行されない場合、違反日ごとに10万ルーブル（約15万7000円）の罰金を上限なく科すとの判決を下していました。

しかし、グーグルがこの命令に応じなかったため、天文学的な規模に罰金が膨らんだとみられています。

ロシア当局は、2022年5月にグーグルのロシア法人の銀行口座を差し押さえ、破産に追い込んでいるほか、他国にある口座も差し押さえるために世界各国で訴訟を起こしています。

現在、ロシアはBRICS加盟国との協力関係を強化し、影響力の拡大を図っている上、米大統領候補のドナルド・トランプとも良好な関係を築いています。

こうした世界情勢の大きな変化に伴い、グーグルが今後もロシアの命令を無視しつづけることは極めて困難な状況になりつつあると言えます。

言論弾圧を繰り返してきた悪徳企業グーグルにさらなる厳格な裁きが下され、真実の情報が満ち溢れる健全な世界となりますことを心から祈ります。

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