五輪最大のスポンサー『トヨタ』、パリ五輪を最後にスポンサー契約の打ち切りを表明「政治色が強く、協賛金が選手の支援に行き渡っていない」

五輪最大のスポンサー『トヨタ』、パリ五輪を最後にスポンサー契約の打ち切りを表明「政治色が強く、協賛金が選手の支援に行き渡っていない」

トヨタ自動車は26日、国際オリンピック委員会(IOC)と結ぶ五輪・パラリンピックの最高位スポンサー契約を、今夏のパリ五輪を最後に更新しないと正式に発表しました。

アスリートへの直接的な支援は継続するほか、国際パラリンピック委員会(IPC)への支援は、豊田章男会長が理事長を務めるトヨタ・モビリティ基金を通じて続ける方針です。

契約を更新しない理由について、豊田会長は「(五輪は本当に)アスリートファーストなのかなと。政治色も強くなったし、こういう形で良いのかなというのは疑問に思っていた」と述べ、近年の大会運営への不満をあらわにしました。

契約終了を判断した背景には、協賛金が競技の振興や選手の支援に十分に行き渡っていないという問題意識があるとみられています。

トヨタは当初、パラリンピックのスポンサー契約だけは延長を希望していましたが、IOCから「パラリンピックだけの継続はできない」と説明を受けたとのことです。

汚職や不正の一切ないクリーン、かつ公正なスポーツ競技が行われますことを心から祈ります。

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