株式会社ポケモン、中国企業6社に対する知的財産権侵害訴訟で勝訴 うち2社が判決に不服として控訴

株式会社ポケモン、中国企業6社に対する知的財産権侵害訴訟で勝訴 うち2社が判決に不服として控訴

株式会社ポケモンが、「ポケットモンスター」のキャラクターを無断で使用した複数の中国企業に対して知的財産権侵害訴訟を起こし、勝訴したことが分かりました。

被告の「广州麦驰网络科技有限公司」など6社は、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズの復刻版として無断で「口袋妖怪:复刻」をリリースし、「サトシ」や「オーキド博士」などの登場人物や、「ヒトカゲ」「ピカチュウ」といったキャラクターを盗用していました。

このほか、ゲーム内のアートワークや戦闘システムなどもそのまま盗用し、リリース後わずか1年で総売上高3億元(約60億円)を得ていたとのことです。

深圳市の中級人民法院(裁判所)は、中国企業による知的財産権の侵害を認定し、提訴されていた6社のうち1社(广州麦驰网络科技有限公司)に損害賠償金1億700万元(約23億4000万円)の支払いを命じました。

他の3社に対しては、損害賠償金の一部の連帯賠償責任の負担を命じる判決が下されました。

株式会社ポケモンは、今回の判決を受けて「弊社は世界中で多くのお客様が安心してポケモンのコンテンツをお楽しみいただけるよう、これからも知的財産を守る取り組みを行ってまいります」とコメントしました。

しかし、「广州麦驰网络科技有限公司」と「霍尔果斯方驰网络科技有限公司」の2社が判決を不服とし、控訴しているため、完全解決には至らず、今後の展開が注目されています。

悪質な手段で暴利を貪る中国人たちが全て厳正に裁かれ、企業努力が踏み躙られることのないよう心から祈ります。

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