【異例の事態】兵庫県議会の全議員86人、斎藤知事に「辞任要求」 知事は辞任しない意向を表明

【異例の事態】兵庫県議会の全議員86人、斎藤知事に「辞任要求」 知事は辞任しない意向を表明

兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラ問題を受け、86人いる兵庫県議会の全議員が、知事に対して「辞職要求」をする“異例の事態”となっています。

第2会派である兵庫維新の会は、「百条委員会の場を含めた斎藤知事の説明は、議会や県民が納得できるものとは言い難く、県政運営に支障が生じ始めている」とし、9日に辞職を求める申し入れを行いました。

また、最大会派の自民党は、12日に知事に辞職を求める申し入れを行うことを決めており、申し入れには公明党・立憲民主系のひょうご県民連合・日本共産党が同調する方針を示しています。

一方の斎藤知事は、11日の会見で「県民の皆さんの中には、こういった状況でどうなんだという思いをお持ちの方もおられると思いますが、私としては任期をしっかりやっていくというのが強い思い」と述べ、依然として続投する意向を示しています。

しかし、3年前の選挙で、分裂してまで知事を支援した一部の自民党議員への思いを聞かれ、「『がんばれよ』と当時も言っていただいていましたので…そこは…大変、申し訳ないなと。こういう状況になったということは、申し訳ないなという思いで。自分自身に対して悔しい思いです」と目に涙を浮かべて語りました。

こうした状況の中、一連の騒動については既得権益を守るための幹部らによるクーデターの可能性も指摘されており、元・西播磨県民局長が作成した告発文を深く掘り下げて検証すべきといった声も上がっています。

◯兵庫県・斎藤知事弾劾の動きは、実はクーデターだった!? 自民党県政時代に起きた不正の追求、県の外郭団体への天下りの見直し、天下り職員への退職要求をした知事への反発だった疑いが浮上

全ての不正の実態が解明され、県民にとって真に有益な行政が行われますことを心から祈ります。

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