【嫌われる培養肉】代替肉などを開発する企業への世界の投資額が2年間で6割超減少

【嫌われる培養肉】代替肉などを開発する企業への世界の投資額が2年間で6割超減少

培養肉など「代替たんぱく質」を開発する企業への世界的な投資額が、この2年で6割超も減少したことが分かりました。

米ニュー・エイジ・イーツは、動物の細胞からつくる培養肉の量産を目指し、数十億円もの資金を調達していましたが、最終的に培養肉の開発に至らず昨年に会社を閉鎖しました。

◯米培養肉企業New Age Eatsが閉鎖を発表「投資を呼び込めなかった」

同社の元最高経営責任者ブライアン・スピアーズ氏は、「(培養肉の)量産にはコストと時間がかかり(十分な)投資を呼び込めなかった」と話しています。

このほか、大豆由来の人工肉を製造する米ビヨンド・ミートも、深刻な経営不振に陥っていることが分かりました。

米ビヨンド・ミートは、ビル・ゲイツが投資したことでも話題になりましたが、現在の株価はピーク時の約40分の1にまで減少しており、今年4〜6月期の決算は約3450万ドル(約54億円)の最終赤字となりました。

また飲食店においても、インフレの影響やあまり美味しくないとの理由から、人工肉の使用を取りやめるケースが続出しているとのことです。

アメリカで流通する植物性の代替肉は、普通の肉よりも平均77%も割高で、鶏肉などの低価格な肉と比べると150%以上も高くなっています。

この数年、「タンパク質危機」の到来を煽る動きが世界各国で活発化し、人工肉や昆虫食などフードテック関連のベンチャーが次々と起業しましたが、結局、人々から受け入れられず、早くも衰退しつつあるようです。

有害なフードテックを普及させようと目論む悪人たちが一掃され、食の安全が守られますことを心から祈ります。

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