大阪府交野市は28日、市内バスの4路線について来年3月で廃止すると京阪バスから通知があったことを明らかにしました。

大阪万博では、会場のアクセス手段として大量のシャトルバスが使用される予定となっていますが、バス会社の大半が深刻な運転士不足に陥っており、新たに募集をかけるも、未だに人員不足の解消に至っていません。

こうした中、京阪バスは「これまで通りのバス路線確保が極めて困難」とし、大阪万博の開催１カ月前に交野市内の4路線での運行を廃止し、停留所34か所の廃止も決定しました。

これを受け、交野市はマイクロバスなどを走らせる代替案を計画していましたが、大阪万博の会場に向かうシャトルバスや、子ども無料招待事業に向けた人員確保が実施されているため、マイクロバス運転手の確保は困難とのことです。

山本景市長は「半年間のイベントで市民の足が奪われるのはあまりにも理不尽」「時給を上げたとしても運転手自体の数が大幅に増えることはないので、結果として、大阪・関西万博で運転手の取り合いになって、不足している実態は何も変わっていない」と述べ、市の現状を万博協会に伝える方針を示しました。

また、山本市長は「大阪関西万博と交野市民の足とどちらが大切なのか この、理不尽な現状を是非、知ってほしい。私は市民の足を意地でも守ります」とX上を通じて訴えました。

これまで山本市長は、大阪府の強権的な手法に抗議するためとし、市役所など市施設に貼り出された大阪万博のポスターを剥がしたり、学校単位での万博への参加を見送る方針を示すなど、万博の開催に否定的な姿勢を示してきました。

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そのため、今回のバス路線の廃止について、山本市長に対する報復ではないかと疑う声や、過去に維新の会が大阪市営バスの民営化を進め、運転士の待遇を悪化させた上、府内のバス会社全体に悪影響をもたらしたことが元凶だと指摘する声がネット上では数多く投稿されています。

人々の生活を破壊する政治家たちが一掃され、民意に基づく真っ当な行政が行われますことを心から祈ります。

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