大阪保険医協会、マイナ保険証のトラブルの再現動画をYouTubeに公開し、注目を集める「マイナ保険証での受付はスムーズにいって数十秒。保険証は1秒」「マイナ保険証が始まってから人手が足りていません」

大阪保険医協会、マイナ保険証のトラブルの再現動画をYouTubeに公開し、注目を集める「マイナ保険証での受付はスムーズにいって数十秒。保険証は1秒」「マイナ保険証が始まってから人手が足りていません」

大阪府保険医協会が、医療機関で相次ぐ「マイナ保険証」によるトラブルの再現動画をYouTubeに公開し、大きく注目を集めています。

大阪府保険医協会は、「マイナ保険証 使われない理由はコレ」「マイナ保険証トラブル頻発 これは無理やろ…」と題した2本の動画の中で、「操作手順が多くて面倒」「カードリーダーの性能が低くマスクをしていると認証されない」「名前の漢字が文字化けする」「画面をタッチしても次の画面に移行しない」「手順が面倒で来院者が怒る」「車椅子で立ち上がることのできない患者の顔認証ができない」などといった実際に起きたトラブルを紹介しています。

先月、大阪府保険医協会が、府内の開業医6000人を対象にアンケートを行ったところ、「今年になってもトラブルがあった」と回答した医師は65%、「保険証廃止は反対」と回答した医師は90%に上ったとのことです。

動画制作に協力した北原医院の井上美佐医師は、マイナ保険証の問題点を挙げ、「そもそも、マイナ保険証での受付は、スムーズにできても数十秒はかかります。『あっという間に受付完了』などと言っていますが、従来の保険証なら受付に出すだけ、『1秒』です」と指摘。

続けて、「うちの診療所は、もともと受付3名体制ですが、マイナ保険証が始まってから人手が足りていません。スタッフからは増員の要望が出ています。マイナ保険証の利用率が10%以下でこの状態ですから、今度、どうなってしまうのでしょう。受付スタッフにとっても、従来の保険証の方が有難いというのが本音です」と話しました。

こうして、医療機関から反発の声が上がる中、河野太郎大臣は、マイナンバーカードを積極的に活用する自治体に足を運び、「我々が申し上げている市民カード化というのが実現できてるのかなと思いました。やっぱり、いろんなサービスでマイナンバーカードが自然に出てくる、そこが非常に大事なのかなと思います」などと語り、医療機関で相次ぐトラブルについては無視を決め込んでいます。

国民の声に耳を傾けようとしない政治家たちが一掃され、民意の反映された政治が行われますことを心から祈ります。

◯マイナ保険証のオンライン資格確認義務化をめぐり、医師・歯科医師ら1415人が国を提訴「この訴訟で国は、自分たちがやろうとしていることがなぜ合理的なのかを明らかにしなければなりません」

◯【厚労省】マイナ保険証の利用率を上げるため、マイナ保険証の利用者を増やした診療所・薬局に最大20万円の支給していたことが判明

◯【河野太郎】マイナンバーカードの対面確認アプリの提供を開始すると発表 事業者のアプリにダウンロードし、券面をカメラで撮影 画像が中国などに横流しされる恐れ

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