北海道内の電力量に占める再生可能エネルギーの割合、初の4割超えで過去最高に 釧路では生態系に大きな影響

北海道内の電力量に占める再生可能エネルギーの割合、初の4割超えで過去最高に 釧路では生態系に大きな影響

北海道内の電力量に占める再生可能エネルギーの割合が、初の4割超えとなり、過去最高となったことが分かりました。

北海道電力ネットワークによると、2023年度における水力や太陽光、風力などを含む再生可能エネルギーの発電量の比率は、2022年度に比べて5.4ポイント上昇し、40.5%に達したとのことです。

具体的には、風力が4.6%から7.9%に、太陽光が8.9%から10.3%に伸びました。 

政府は2030年までに、電力量に占める再エネ比率を36%から38%にするとの目標を掲げていますが、北海道はすでに目標を大きく上回っています。

この数値は、他県に比べて太陽光パネルや風力発電用のタービンが大量に設置されていることを示し、実際に自然豊かな釧路湿原は今や太陽光パネルで覆い尽くされ、生態系にも大きな悪影響を及ぼしています。

道内の陸上風力発電所では、絶滅が危惧されているオジロワシなどの野鳥が風車に衝突して死ぬ事故が相次いでおり、一昨年までの18年間でオジロワシとオオワシが衝突する事故は73件も発生しています。

こうした中、北海道ではメガソーラー発電所や風力発電所の建設計画が次々と進められており、国立公園に指定されている知床半島で大規模工事を伴う、携帯電話基地局と太陽光発電所の建設計画が持ち上がっています。

面積はサッカーコートとほぼ同等の広さにあたる7000平方メートルに及び、地面にケーブルを埋める敷地などを含めると総計1万平方メートルを超えるとのことです。

さらには、強風対策のため、施設の周囲に3mを超える壁を建設することになっており、景観が大きく損なわれる上、自然環境への悪影響が懸念されています。

再エネの有害性がさらに広く認知され、再エネ利権そのものがこの地上から消滅しますことを心から祈ります。

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