俳優の中尾彬、心不全で81歳で死去 生前は日本財団の『遺贈寄付』の広告塔として活躍 『肺炎予防推進プロジェクト』の大使にも就任

俳優の中尾彬、心不全で81歳で死去 生前は日本財団の『遺贈寄付』の広告塔として活躍 『肺炎予防推進プロジェクト』の大使にも就任

今月16日、俳優の「中尾彬」が心不全のため81歳で死亡していたことが明らかになりました。

中尾彬は千葉県木更津市の出身で、武蔵野美術大学在学中に日活ニューフェイスに合格し、芸能界入りしました。

その後、個性派俳優として活躍し、映画「ゴジラ」シリーズや「極道の妻たち」「アウトレイジビヨンド」など数多くの話題作に出演しました。

また、NHK大河ドラマの「秀吉」や「龍馬伝」をはじめ、「ハゲタカ」など数々のドラマにも出演しました。

妻の池波志乃(いけなみしの)によると、中尾彬は今年に入って足腰を悪くし、医師の訪問を受けながら自宅で療養していたとのことで、最後は眠るように息を引き取ったそうです。

池波志乃のコメント
時には取材や、足腰をかばっての仕事もやらせていただき、本人は元気で12月の旅行に向けて、頑張ってリハビリをしていたくらいでしたが、15日に容態が急変し、16日の夜中に自宅で私と二人の時に、とても穏やかに本当に眠るように息を引き取りました。
あまりに急で、変わらない顔で逝ってしまったので、まだ志乃~と呼ばれそうな気がします。叶いますならば、中尾彬らしいね~と笑って送ってあげてくだされば幸いです。

中尾彬は、大病を患ったのを機に、10年ほど前から妻とともに「終活」を精力的に行うようになり、日本財団が手掛ける「遺贈寄付」のCMにも出演していました。

遺贈寄付とは、遺言書によって特定の個人や団体に自分の遺産を寄付することで、現在、日本財団が高齢者などから遺贈寄付を積極的に集めています。

しかし、遺贈寄付によって集められた資金の一部が、子供に避妊の方法を教えるキットの配布や、LGBTなどの多様性をテーマとしたイベントの開催に用いられており、物議を醸してきました。

また中尾彬は、3年前の春に急性肺炎を発症した経験から、肺炎球菌ワクチンの接種を推進する「肺炎予防推進プロジェクト」の大使となり、予防の必要性を訴えていました。

一握りの団体や企業の広告塔として活動する人ではなく、真に有益な情報を発信する人たちがこの世で大きく活躍し、繁栄していきますことを心から祈ります。

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