大阪府が、万博に無料招待する子供たちの休憩場所を、爆発事故のあった「夢洲1区」に設ける方針であることが判明し、物議を醸しています。
大阪府は、府内の小中高校と特別支援学校の児童・生徒、計85万人を万博に無料招待する予定で、夏休み前のピーク期間に1日あたり約1万4000人の児童・生徒の来場を見込んでいます。
しかし、今年3月に「夢洲1区」でメタンガスによる爆発事故が起きたため、大阪教職員組合が子供たちの無料招待事業に難色を示しています。
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こうした中、メタンガスによる爆発事故が起きた「夢洲1区」に子供たちの休憩場所を設置する計画が、大阪府教育庁の資料に盛り込まれていることが判明しました。
その他にも、万博の駐車場から会場入り口まで1キロほど徒歩で移動しなければならない上、会場を訪れた子供たちの一部が定員オーバーで休憩所に入れないなどといった問題がいくつも指摘されています。
・子供たちは見学するパビリオンを選ぶことができない
・来場日の希望は出せるものの、必ずしも希望通りになるとは限らない
・万博の駐車場から入口まで1キロほど徒歩で移動しなければならない→小学1年生の場合、移動だけで30分かかる
・1日で訪れる児童・生徒は約1.4万人であるにもかかわらず、団体休憩所の定員は2000人まで
・休憩所に入りきらない子供たちは芝生広場かリング下で昼食(雨天の場合は屋外での食事はできない)
・医療的ケアが必要な児童への対応が示されていない
・避難計画は検討中
これを受け、ネット上では「そもそもガス爆発事故が起こった危険なところに児童・生徒は連れていけない」「35度を超える猛暑日だと倒れる児童が出ておかしくない」「ガス爆発に加えイスラエルの参加でテロの危険性も増える。強制的に連れてこられた子どもたちの命と健康が心配です」といった批判が殺到しています。
子供たちの安全を顧みない政治家たちが一掃され、民意を反映した行政が行われますことを心から祈ります。
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