大阪府は府内に住む子供たち約100万人を学校行事の一環として、大阪万博に無料招待する方針ですが、大阪教職員組合などが難色を示していることが判明しました。
大阪府教育庁は、吉村知事の方針に基づき、学校ごとに遠足などの形で万博会場の見学を計画し、希望の来場日などを来月末までに回答するよう各学校に求めています。
しかし、大阪教職員組合などが、万博会場のグリーンワールド工区での爆発事故を問題視しており、「安心・安全に行事が実施できるようサポート策を講じるべきだ」として、大阪府教育委員会に申し入れを行いました。
また、「大阪府教育委員会として、事故について調査を行い、安全であることを確認できるまでは、万博の招待事業への参加の有無を学校に確認する意向調査を中止すべきだ」と訴えています。
元々、夢洲には有害な化学物質を含む推定860万トンの焼却灰が埋められているほか、地盤も軟弱なため、以前から安全性が懸念されてきました。
◯大阪・関西万博 災害リスク上「夢洲」は最も危険、「建築物をつくるのは論外」と専門家が指摘する理由
夢洲の地下には産業廃棄物から出たメタンガスが溜まっているとみられ、仮に木製の日除けリングの傍で引火するようなことになれば、大惨事になりかねません。
◯大阪万博のシンボル『木造リング』について、「清水の舞台と同じ釘を使わない貫工法」「3分の1は海上に建てられる」との『維新の会』の説明はすべて嘘だった!!
しかも、各学校が万博への遠足を計画したとしても、肝心の送迎バスが手配できるかどうかも不透明な状況となっています。
現在、万博協会は会場までの旅客輸送を担うシャトルバスの運転手を180人ほど募集していますが、15日時点で80人しかめどが立っていないとのことです。
そのため、万博協会は時給2000円でシャトルバスの運転手を募集しているものの、今後も人材が集まらなければ、万博の輸送計画は破綻する可能性もあると指摘されています。
大阪府内のバス会社の社長は、大阪万博の送迎に人材を配備すれば、遠足などの依頼を全て断らなければならなくなると話しています。
国民の生活と安全を顧みた、真っ当な行政が行われますことを心から祈ります。
◯【大赤字】吉村知事、大阪万博の府内の経済効果は1.6兆円と発表 大阪万博の費用総額は13.4兆円 現時点でのチケットの売り上げも目標の6%
◯【大阪万博】海外パビリオン、新たに2カ国が単独での施設建設を断念、計4カ国に「パビリオン出来ていないのに、万博やる?」「そんなこと去年の暮れから建築界が言ってたわ、知らんとは言わさへんよ」
◯ヤフーのアンケート「大阪・関西万博、行きたいですか?」に対し、74%(5232票/7061票)が「行きたくない」と回答
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