農林水産省が28日に公表した鶏卵流通統計で、鹿児島県内における2022年12月の鶏卵の生産量が、前年と比べ15%減少したことが明らかになりました。
鹿児島県では、昨年11月中旬以降、県内養鶏場で鳥インフルエンザの感染が過去最多の12件確認され、130万羽を超える採卵鶏が殺処分されました。
また、鹿児島県では鶏舎での火災により、およそ1万羽が焼け死ぬ被害も出ており、卵の価格高騰に拍車がかかっています。
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一方、鹿児島県出水市では、鳥インフルエンザで殺処分した900トン以上のニワトリなどを埋めた場所から廃液が漏れ出すトラブルが発生しています。
近くにある農業用のため池が廃液で汚染され、周辺の住民は悪臭などの被害を訴えており、今年の稲作にも影響を及ぼしているとのことです。
この地区では5世帯がため池からの水を使って米作りを営んでおり、県が当初、約束した今月末までに対策工事が完了するなら今年も米作りができるとしていました。
これに対し県は24日、埋め直しの工事や池や水路の洗浄はまだ終わっていないものの、汚染された水を農業用に使っても問題ないとする考えを示しました。
住民側は、まもなく田んぼに水を引き込む作業が始まる中、汚染された水を用いて米作りを行うのは難しいため、県に最低限の補償を求めていますが、県は補償は難しいとしています。
地区の自治会の餅井久雄会長は「米作りがあるから最初に3月までって区切ったのに、のびのびになったら話にならない。僕らが最終的に頼るのは県ですが、その県にそっぽを向かれたらどうしようもない」と話しています。
鳥インフルエンザは、食糧危機を誘発するためにでっち上げられたことが分かっていますが、こうして膨大な数の鶏が殺処分されることで、土壌や水質汚染まで引き起こし、地域住民の生活を脅かしています。
食糧危機を誘発するために、卑劣な破壊工作を仕掛ける全ての悪人たちが厳正に裁かれますことを心から祈ります。
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