アメリカのトランプ大統領が、国防総省に対し核兵器の実験を始めるよう指示したと発表し、国内外で波紋を呼んでいます。
【速報】トランプ大統領が国防総省に「核兵器実験」開始指示 習近平主席との会談直前…中国をけん制か CNN「政策の重大な転換」 #FNNプライムオンライン https://t.co/EUDeY1TZHq
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) October 30, 2025
トランプ大統領は、中国の習近平国家主席との会談開始の30分ほど前、自身のSNSに「アメリカは、他のどの国よりも多くの核兵器を保有している。これは私の最初の大統領任期中に、既存の兵器を全面的に更新・改修して達成したものである。莫大な破壊力を持つため、本当はやりたくなかったが、選択の余地はなかった。ロシアが第2位で、中国ははるかに遅れているが、5年以内には追いつくだろう。他国の試験計画を踏まえ、私は“戦争省”に対し、我が国の核兵器を同等の基準で試験するよう指示した。その過程は直ちに始まる」と投稿しました。
US President Donald J trump posts, "The United States has more Nuclear Weapons than any other country. This was accomplished, including a complete update and renovation of existing weapons, during my First Term in office. Because of the tremendous destructive power, I HATED to do… pic.twitter.com/O4FbExQK8h
— ANI (@ANI) October 30, 2025
米中首脳会談の直前の投稿だったことから、核兵器開発を続けるロシアと中国をけん制する狙いがあるとみられており、アメリカのメディアによると、もし実際に核実験が行われれば1992年以来、およそ33年ぶりとなるとのことです。
30日に行われた上院軍事委員会の公聴会では米戦略軍のリチャード・コレル副司令官に対し、大統領の発言に困惑する議員らからの質問が相次ぎました。
同委員会の民主党トップであるジャック・リード議員は、アメリカが爆発を伴う核実験を再開すれば情勢が不安定化し、世界的な核軍拡競争を引き起こすのではないかと質問しました。
これに対し、コレル副司令官は「もし私が戦略軍の司令官に就任すれば、実験をめぐる今後の議論で軍事的な助言を行うことが私の役割となる」と答え、終始慎重な答弁に徹していたとのことです。
トランプ大統領は、投稿の中で「国防総省」を「戦争省」と言い換えていますが、これは今年9月に国防総省の新名称として「戦争省」を使うよう指示する大統領令に署名したためです。
アメリカ軍を統括する国防総省は、1789年に閣僚級機関として設立された「戦争省」を前身としており、1947年の再編によって現在の形となりました。
◯トランプ氏、国防総省に「戦争省」の呼称加える大統領令に署名 旧称復元で「力と決意」示すと
ピート・ヘグセス国防長官は、戦争省に関する署名が行われた際、「この名称変更は単に、名前を変えるためだけでなく、復元が目的だ」「言葉は大事だ」と話し、「我々は守るだけでなく、攻めに出る。手ぬるい合法性ではなく、最大の殺傷力をもって。政治的な正しさではなく、暴力的な効果を目指す」「我々は防衛者だけでなく、戦士を育てる」などとも述べていました。
トランプ大統領は、28日に横須賀基地で演説した際、国を守るために、過去の政権のような「政治的に正しいやり方」はしないと繰り返し述べ、戦争になった場合は「勝利を収める」としつつ、「戦争はしないほうがずっといい」とも語りました。
ICAN（核兵器廃絶国際キャンペーン）のデータによると、アメリカやロシアを含む核兵器保有9か国は2023年に合計914億ドル（約13兆7800億円）を核兵器に投じており、このうちアメリカは515億ドル（約7兆7600億円）と他の8か国をすべて合わせた金額を上回っています。
核兵器にはさまざまな種類がありますが、実戦で使用されたのは第二次世界大戦末期に広島と長崎に投下された2発のみで、それ以降は開発や実験にとどまっています。
しかし、日本に投下された原爆は、体験者の証言や当時の状況から、実際にはマグネシウム爆弾であった可能性が高く、核兵器そのものも存在しないこともRAPT理論によって既に明らかにされています。
◯RAPT×読者対談〈第56弾〉原発も原爆も存在しない。（前編）
◯RAPT×読者対談〈第57弾〉原発も原爆も存在しない。（後編）
◯RAPT×読者対談〈第62弾〉原発と原爆を生んだ相対性理論はデタラメの可能性大。
◯RAPT×読者対談〈第61弾〉原爆被曝はどこまで本当の話なのか?
◯RAPT×読者対談〈第100弾〉原爆はただのマグネシウム爆弾。石油の原料もただの海水。トヨタの水素自動車もただのパクリ。
存在しない核兵器を過度に恐ろしいものと印象付け、情報を機密扱いにして巨額の予算を投入すれば、他国への牽制となり、さらに人々の監視を避けて大胆に中抜きすることも可能です。
私利私欲のために戦火をまき散らす者たちが一掃され、この地上に真の平和と安息が訪れますことを心から祈ります。
◯バイデン大統領、日本の安保理常任理事国入りを支持 日本の改憲を促し、中国による台湾侵攻に乗じて、漁夫の利を得ようと画策するアメリカ
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