英アンドルー王子、英王室の全ての称号を返上すると発表 エプスタイン事件を巡り、自身への批判がやまず「国王や王室メンバーの公務を阻害していると判断した」

英アンドルー王子、英王室の全ての称号を返上すると発表 エプスタイン事件を巡り、自身への批判がやまず「国王や王室メンバーの公務を阻害していると判断した」

イギリスのアンドルー王子は17日、エプスタイン事件に関連して、兄であるチャールズ国王からの強い圧力を受け、すべての称号を返上すると発表しました。

アンドルー王子は声明の中で、これまで授与された称号や栄誉は今後一切使用しないとした上で、「私に対する継続的な批判が、国王や王室の活動に支障をきたしていると結論づけた」と説明しています。

返上する称号や勲章の中には、故エリザベス女王から授けられた「ヨーク公爵」のほか、イギリスの叙勲制度で最も格式が高い「ガーター勲章」の受章資格も含まれるとのことです。

しかしアンドルー王子は、故エリザベス女王の次男であることから、王子としての地位は引き続き維持されます。

アンドルー王子は、エプスタイン元被告による性的虐待事件に関与した疑惑が浮上し、2019年に公務から退きましたが、現在も事件への関与を否定しつづけています。

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事件が発覚したのは、被害者のバージニア・ジュフリーさんが、ジェフリー・エプスタインらの仲介によって、アンドルー王子を含む複数の有力者から性的行為を強要されたと告発したことがきっかけでした。

ジュフリーさんは今年4月に自殺を遂げており、口封じのために何者かに殺害されたのではないかと疑われています。

ジュフリーさんは3月31日、車を運転中に時速110キロで走行中のスクールバスと衝突したと明らかにし、顔にあざや傷ができた様子を自身のインスタグラムで公開していました。

また、事故後に容体が悪化して病院に搬送された際、腎不全のため「余命4日」と医師から告げられたとも述べています。

その後、ジュフリーさんは退院しましたが、4月25日に自宅で死亡しているのが見付かり、警察は自殺と判断しました。

ジュフリーさんの父親は当初、自殺という見方を受け入れていましたが、5月1日になって「娘は誰かに消されたのではないか」との考えを示しました。

事件に関与した悪人たちが一人残らず炙り出され、厳正に裁かれますことを心から祈ります。

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