【スロバキア】LGBTQの権利を制限する憲法改正案を可決「男性と女性の二つの性別のみを認める」と規定、国の主権を欧州連合(EU)法より優先することも定める

【スロバキア】LGBTQの権利を制限する憲法改正案を可決「男性と女性の二つの性別のみを認める」と規定、国の主権を欧州連合(EU)法より優先することも定める

東欧スロバキアの議会は26日、性別を男女のみと規定する憲法改正案を賛成多数で可決しました。

改正案では、「文化的や倫理的な問題」の場合、EUの法律よりもスロバキアの主権を優先させるとし、性別は出生時の「男性と女性の二つ」と規定した上で、「重大な理由がない限り、性別を変更することはできない」と定めています。

また、養子縁組の要件を「男性と女性による既婚カップル」に事実上限定し、同性カップルやトランスジェンダーを含むLGBT当事者は養子を迎えられないと規定しています。

採決では、野党議員の一部が賛成に回る予想外の展開となり、議員150人のうち90人の賛成で可決されました。

今回の結果を受け、ロベルト・フィツォ首相は「歴史的な一歩だ」「進歩主義と自由主義が優先されてきたことで西側社会は崩壊しつつあり、今回の憲法改正はそれに対する最善の対応だ」と述べました。

さらに「重要な倫理的問題では、スロバキアの基盤となる価値観と相いれない考えを含むことが多い国際法よりも、国内法を優先すべきだと理解している」とも述べました。

近年、世界各地で性的マイノリティへの過剰な配慮が見直されつつあり、ハンガリーではLGBTパレードを禁止する法案が可決されたほか、アメリカのメリーランド州では性的少数者をテーマにした授業に子供を参加させない権利が認められました。

◯【アメリカ連邦最高裁】LGBTの授業に子供を参加させたくないとする保護者の訴えを認める 授業は違憲と判断「保護者の信教の自由の権利を損なう」

◯【ハンガリー】LGBTパレードを禁止、『顔認識』で参加者を特定し、罰金を科す方針 オルバン首相「子どもが肉体や精神、道徳面で健全に発達するための権利を守るため」

正常な価値観が広まり、誰もが安心して暮らせる健全な社会が全世界で実現しますことを心から祈ります。

◯【トランプ次期大統領】就任初日に「トランジェンダーの狂気を止める」と宣言「性別は男性と女性の二つしか存在しないというのが、米政府の公式方針となる」

◯LGBTや女性の取締役選任ルールは“無効” 米企業で多様性見直し進む

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