アメリカのトランプ大統領は25日、オラクルなどの企業連合が「TikTok」を買収することを承認する大統領令に署名しました。

トランプ米大統領は２５日、中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」の米事業を国内外の投資家に売却する計画が、２０２４年の法律の要件を満たすと宣言する大統領令に署名した。https://t.co/92DfMRxmxn pic.twitter.com/WMwHq67PFK

— ロイター (@ReutersJapan) September 26, 2025

具体的な枠組みは示されていないものの、120日以内に買収を完了させる予定で、バンス副大統領はアメリカでの事業評価額がおよそ140億ドル（約2兆円）に達すると見通しを示しています。

アメリカでは今年1月、中国への情報流出など安全保障上の懸念を背景に、TikTokのアメリカでの事業を売却しなければ、親会社・バイトダンスによるサービス提供を禁じる法律が施行されました。

しかし、その後に就任したトランプ大統領は、売却交渉を進めるためとして、法律の適用を繰り返し先送りしていました。

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TikTokのアメリカでの事業は、IT大手オラクルを中心とする企業連合に買収・運営されることになり、企業連合が株式の8割を保有し、親会社バイトダンスは2割弱を維持する見通しです。

バンス副大統領は記者団に対し、「中国側から一定の抵抗はあったが、私たちが根本的に実現したかったのは、TikTokの運営を継続しながら、法律で義務付けられているとおり米国民のデータプライバシーを確実に守ることだ」と述べました。

誰もが安心して利用できるネット環境が、世界中で整備されますことを心から祈ります。

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