東京都・豊島区の民泊施設から約6億円分の違法薬物が見付かる 密輸した疑いなどでイギリス人1人を摘発 民泊施設が犯罪の温床に

東京都・豊島区の民泊施設から約6億円分の違法薬物が見付かる 密輸した疑いなどでイギリス人1人を摘発 民泊施設が犯罪の温床に

東京都豊島区の民泊施設から約6億円相当の違法薬物が見つかり、密輸に関与した疑いでイギリス人の男1人が摘発されました。

麻薬取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで逮捕されたのは、イギリス国籍のプリーストリー・ウィリアム・アルバート容疑者(58)です。

プリーストリー容疑者は今年6月27日、豊島区の民泊施設でMDMAを含む錠剤約1キロとケタミンを含む粉末約2キロを所持した疑いで現行犯逮捕されました。

同じ民泊施設からは、MDMAやケタミンに加えて錠剤型の麻薬約45キロも押収され、関東信越厚生局麻薬取締部による錠剤型合成麻薬の押収量としては過去最大となりました。

麻薬取締部は背後に国際的な密輸組織が関与しているとみて、運搬役などの実態解明を進めています。

違法薬物と民泊が関わる事件は過去にも発生しており、昨年1月には大阪市内の民泊施設などで大麻を所持した疑いで、大麻密売グループの15人が逮捕されています。

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民泊が犯罪に利用される問題は、東京五輪前から既に指摘されており、2018年には民泊として使われていたマンションが覚せい剤の製造拠点となっていたケースも報じられています。

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専門家は当時、「民泊施設として使われているマンションが犯罪グループのアジトとして利用されるのは最も懸念していた事態です。しかも場所は東京。五輪が近づき外国人が多く訪れるようになれば、今回の覚せい剤製造にとどまらず、売春など様々な違法行為を助長しかねません」と指摘していました。

違法行為が厳正に取り締まられ、誰もが安心して暮らせる平和な社会となりますことを心から祈ります。

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