【中国】黄河で建設中の高速鉄道橋が崩落 作業員ら12人が死亡、4人が行方不明に

【中国】黄河で建設中の高速鉄道橋が崩落 作業員ら12人が死亡、4人が行方不明に

今月22日、中国北西部・青海省の黄河で建設中の鉄道橋が崩落し、これまでに作業員12人が死亡するなど大きな被害が出ています。

鉄道橋は黄河を横断する形で建設されており、水面から最上部までの高さは130メートル、全長は約1600メートルで、完成すれば同種の橋として世界最大規模になる予定でした。

22日午前3時過ぎに、橋を支えるワイヤーが切れ、およそ100メートルにわたって崩落し、これまでに12人が死亡し、4人が行方不明となっています。

橋は両端から施工を進め、最後に中央部分で接合する計画となっており、事故当時は作業員15人と現場責任者1人が作業にあたっていたとのことです。

現在も警察や消防による行方不明者の救出活動が続けられており、事故の原因についての調査も進められています。

今回の事故を受け、施工関係者は「8月末に間に合わせるために夜間工事が必要だった。このような事態になるとは想定していなかった」と述べています。

また、今月6日には新疆ウイグル自治区の観光地でつり橋のケーブルが切れ、29人が落下し、5人が死亡しました。

◯黄河に建設中の鉄道アーチ橋が破断し12人死亡・4人不明…中国では観光地のつり橋切れ5人死亡したばかり

◯吊り橋のケーブルが突然川上で切れ、5人死亡、24人負傷

中国では、建設現場の安全管理が長年にわたって徹底されていないとみられ、中国国内だけでなく海外でも中国企業が手がけた建物の崩壊・事故が相次いでいます。

◯<橋崩落>湖南省の事故で当局者ら24人の刑事責任を追及!背後には腐敗問題も―中国

原因究明が徹底され、同様の事故が二度と繰り返されないことを心から祈ります。

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