
近年、「小麦断ち」や「グルテンフリー」などの食習慣が健康に良いと話題になっていますが、ニース大学病院の消化器専門医は「明確なメリットはない」との見解を示しました。
「なんとなく」でグルテンをやめてない?腸の専門医が語る本当に体に良い選択。 https://t.co/wkRxh0IzbB
— madame FIGARO japon (@madameFIGARO_jp) June 15, 2025
グルテンが危険ということに根拠はなかった。
グルテンフリーブームも、巷に溢れかえる健康情報の一つ。
正しい健康情報を知ることで、次から次へと出てくる健康法に惑わされることがなくなります。https://t.co/Un8nstEtZJhttps://t.co/NM2Rp8tacl https://t.co/LOiUrdyYWi
— All About Truth (@AllAboutTruth4) June 15, 2025
小麦断ちは「グルテン断ち」とも呼ばれ、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質「グルテン」を避ける食事法で、もともとはセリアック病や小麦アレルギーなど、小麦を摂取できない人のために考案されたものです。
セリアック病とは、小麦・大麦・ライ麦などに含まれる「グルテン」に反応して、腹痛や下痢、ガスなどの症状が現れる自己免疫疾患です。
このような食事法が考案された結果、健康意識の高いアスリートや海外セレブの影響で「グルテンフリー」が広まり、小麦を玄米やオートミールに置き換えることで、健康や美容面の改善を目指す人が数多く現れるようになりました。
しかし、ステファン・シュナイダー医師は「セリアック病の患者がグルテンを摂取しなくても、平均寿命は一般の人と変わりません」と述べ、グルテンを避けたからといって寿命が延びるわけではないと説明しています。
シュナイダー医師は、フランスのニース大学病院に勤務する医師であり、コート・ダジュール大学の栄養学教授も兼任するなど、消化器分野の専門家として知られています。
シュナイダー医師によると、グルテンそのものは人間の体にとって必要不可欠というわけではないため、食べなくても問題はないそうです。
しかし、小麦を排除する明確なメリットも特にないことから、「グルテンフリーの食事は小麦アレルギーなどの診断を受けた人だけが行うべき」と話しています。
また、「グルテンを避けると消化が良くなる」と感じる人については、非セリアック・グルテン過敏症の可能性があり、グルテンの摂取頻度を減らすことで症状の改善が見込めると指摘しています。
さらに、「グルテンフリーと表示されている市販の食品は、価格も高いですし、何よりも超加工食品であることが多いので、そちらのほうが健康に有害です」と付け加えています。
小麦だけでなく、砂糖や塩、肉を控えるといった食事法も広まっていますが、これらは悪魔崇拝思想に由来しており、かえって健康を害することがすでに明らかになっています。
◯RAPT×読者対談〈第87弾〉過剰な健康・環境ブームも悪魔崇拝から始まった詐欺目的のデタラメ話。
この世の多くの人々が誤った健康法に騙されることなく、心身ともに健康に暮らすことができますことを心から祈ります。
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