
大阪府の吉村洋文知事は21日、万博の会場で「ユスリカ」が大量発生している問題について、アース製薬に協力を要請したと明らかにしました。
吉村知事「アース製薬に協力要請」 万博の大屋根リング・パビリオンで『虫が大量発生』に対応
→「ユスリカ」は蚊のように吸血しませんが、多く発生しており、専門的知見のもとで対応を尽くします。どこまでできるかの問題はありますが、やれることを全てやりたいと思います。 https://t.co/cyaTEhelIA— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 21, 2025
現在、大阪万博の木造リングや各国のパビリオンではユスリカが大量に発生し、空中を群れになって飛び交う様子がSNS上に次々と投稿されています。
ユスリカは血を吸うわけではありませんが、人が吸い込むとアレルギー性の喘息を引き起こすこともあります。
◯【呪われた万博】大阪万博の会場でユスリカが大量発生 景観を損ね、来場者を不快に
万博会場で「ユスリカ」大量発生、大阪府がアース製薬に協力要請
狭い範囲ならまだしも、屋外&広大となると対策は難度が高そう。
殺虫剤をまき散らす訳にはいかないだろうし。
ユスリカは一瞬その場を離れても、すぐに戻ってくる。
これで失敗してアース製薬が責められなければ良いけど。 pic.twitter.com/0QHdjpLG5T— 中野五月 ❤ (@LunWaifu089089) May 21, 2025

万博協会は20日の会見で、ウォータープラザの水辺を中心に、大屋根リングやパビリオン周辺に「ユスリカ」が大量に発生しているとの認識を示し、植栽などで卵がふ化しないように発泡剤を散布したり、店舗やパビリオンに殺虫剤・殺虫ライトなどを配布したりしていることを明らかにしました。
万博協会の高科副事務総長によると、虫の対策は事前に行っていなかったとのことで、「専門業者に話を聞いて、どんなことができるか検討している。お客様の中には不快に思われる方もいる。取れる対策はとっていく」とコメントしていました。
その翌日、吉村知事も会見を開き、「アース製薬」に協力を要請したことを明かし、「私からも直接アース製薬の社長にお願いの連絡をして『できる限りのことは協力させてもらいます』という話をもらった。アース製薬が持つ今までの知見は素晴らしいものだと思いますから、そういったものを生かして、できる限りの対応を取っていきたい」と話しました。
アース製薬は大阪発祥の企業で、健康や衛生の分野などを中心に、昨年8月に大阪府と包括連携協定を結んでいます。
夢洲はもともと多様な生き物が暮らす場所でしたが、万博会場の建設によってユスリカを捕食する昆虫や野鳥が減り、結果としてユスリカがさらに増える事態になっていると見られています。



社会の発展につながる行政運営が行われますことを心から祈ります。
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