
現在、米トランプ政権は中国に対する相互関税を125%に設定していますが、これまでの制裁措置を含めると、最大で245%の関税が課される場合があるとの見解を示しました。
Due to China’s decision to stop all shipments of rare earth minerals & levy retaliatory tariffs, the @WhiteHouse has officially raised tariffs on Chinese goods to 245%. This announcement comes just prior to the opening of chinese markets.https://t.co/rrJqYf3Loy
— Harold__Finch (@HaroldWren22) April 16, 2025
15日に公表されたホワイトハウスのファクトシートによると、中国に対しては「相互関税」として125%、フェンタニル危機への対応の不備に対する制裁として20%、さらに2018年から発動されている制裁関税により、特定の品目に対して7.5%から最大100%の追加関税が課されるとのことです。
これらの措置は重複して適用される場合があるため、注射器や針など一部の品目の関税率が合計で最大245%に達する見通しです。

背景には、中国がアメリカとの対立を深める中で、軍事や先端産業に欠かせない鉱物の輸出を制限していることが挙げられ、今回、相互関税の報復措置として、アメリカへのレアアースの輸出を停止したとも報じられています。
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そのため、アメリカ国内では安全保障への不安が一層高まっており、トランプ大統領は商務省に対し、「通商拡大法232条」に基づいて輸入品の影響を調査するよう指示しました。
こうした中、中国側は、最大245%の関税が課されることについて、「税率の数字遊びを続けるのであれば、中国は気に留めない」との見解を示しています。
このようにトランプ大統領は勢いづいて関税を引き上げたものの、中国に重要な物資の流れを握られているため、一概に優位とは言えない状況に置かれています。
国家間の争いが終息し、誰もが安心して暮らせる平和な社会となりますことを心から祈ります。
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