【衰退する日本経済】喫茶店の倒産件数、過去最多のペースで増加 コーヒー豆の高騰が経営を圧迫、4割が赤字経営

【衰退する日本経済】喫茶店の倒産件数、過去最多のペースで増加 コーヒー豆の高騰が経営を圧迫、4割が赤字経営

コーヒー豆の価格高騰などの影響で、喫茶店の倒産件数が過去最多のペースで増加していることが分かりました。

喫茶店の倒産件数は、2024年4月~2025年2月までに66件に達し、このままのペースが続けば、3月末までに前の年度(通年68件)を上回り、過去最多となる可能性があります。

倒産した喫茶店の8割以上は、資本金1000万円未満の規模の小さい店で、コーヒー豆の高騰に加え、電気・ガス代や人件費、都市部ではテナント料の上昇などが経営を圧迫しています。

特に、国内で流通している「アラビカ種」のコーヒー豆は、円安や不作の影響により、2024年度平均で1キロあたり900円を超え、前年度の1.4倍、2020年度と比べると2.5倍にまで高騰しています。

もともと、喫茶店は客単価が低く、コーヒー1杯の価格を大幅に引き上げることが難しいため、店舗の運営に十分な利益を確保しにくい状況が続いています。

それ加えて、コンビニや大手チェーン店が手頃な価格でコーヒーを提供するなど、競争が激化していることも経営環境の厳しさが増す要因となっています。

2023年度の喫茶店の損益状況を見ると、全体の4割が赤字となり、「減益」を含む業績悪化の割合は7割に達しました。

しかし、こうした中でも高級コーヒーやスペシャルティコーヒーを提供し、ブランド力を強みに成長を続ける喫茶店もあり、帝国データバンクは、他店やチェーン店との差別化をどこまで打ち出せるかが生き残りのカギになると分析しています。

真に優れた個人や企業が繁栄する社会となりますことを心から祈ります。

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