外国人によるケーブル盗難が多発 全国各地で深刻な被害

外国人によるケーブル盗難が多発 全国各地で深刻な被害

外国人による銅線ケーブルの窃盗事件が相次いでおり、全国各地で深刻な被害が出ています。

今月12日には、太陽光発電施設から銅製の電源ケーブル約13トン分を盗んだとして、カンボジアやベトナム国籍の20~30代の男計6人が窃盗の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、いずれもカンボジア国籍で住居・職業不詳のマオ・ソックウン(25)、トーン・テーン(29)、カン・ソコン(24)の3人と、いずれもベトナム国籍で職業不詳のブイ・バン・ドゥック(28)、グェン・グォク・タン(31)、チャン・チュン・ドゥック(30)の3人、計6人です。

愛知県警によると、6人は昨年11月2日から9日にかけて、他のメンバーらと常滑市の太陽光発電施設に侵入し、銅製の電源ケーブル約13トン(長さ約4290メートル)、約3510万円相当を盗んだ疑いがあるとのことです。

愛知県内では、こうした銅線ケーブルの窃盗事件が相次ぎ、昨年だけでも前年比22件増の109件発生し、被害総額は約2億7000万円に上っています。

また、16日には、山形県遊佐町の太陽光発電施設で、送電用の銅線ケーブル3トン余りを盗んだとして、スリランカ国籍の2人が逮捕されました。

逮捕されたのは、茨城県下妻市の会社役員、カルナナヤカ・グルンナンセラゲ・ドン・マドゥシャンカ・ラクシャン容疑者(39)と、リヤナ・ワドゲ・ダナンジャヤ・ガヤシャン容疑者(33)です。

2人は昨年6月から8月19日頃にかけて、遊佐町にある太陽光発電施設で送電用の銅線ケーブル約3.2トン、およそ506万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

山形県内では昨年4月、米沢市の施設でも同様の被害が確認されており、警察で関連を捜査しているとのことです。

さらに、東京都内でも銅線ケーブルの窃盗事件が相次いでおり、中野区の区役所の旧庁舎に侵入し、銅線ケーブルなどを盗んだとして、ベトナム国籍の男2人が警視庁に逮捕されました。

窃盗などの疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍のグエン・クィ・ビン容疑者(32)とレー・フー・ビン容疑者(25)です。

2人は昨年11月、中野区役所の旧庁舎の解体工事現場に侵入し、銅線ケーブルなど37点、時価およそ42万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

この2人は昨年12月に、千代田区大手町にある気象庁の旧庁舎の建物にも侵入し、銅線ケーブルを盗もうとした疑いで逮捕され、その後、起訴されていました。

◯東京 区役所解体現場から銅線窃盗か ベトナム国籍の2人を逮捕

窃盗グループは、銅線ケーブルだけでなく、ガードレールや側溝のふた、水道の蛇口など、あらゆる金属類を標的にしており、彼らにとって日本はそこら中に現金が落ちているも同然の状況となっています。

◯「そこら中に現金が落ちているようなもの」 1950年代の朝鮮戦争特需でも問題になった金属盗、なぜまた増えた?

しかも、銅線などを大量に盗んでも罪に問われず、不起訴となるケースがあり、昨年12月に山口市内の太陽光発電所から約4.4トンの導線を盗んだベトナム人3人も、今年1月に不起訴処分となっています。

◯銅線盗んだ容疑で逮捕のベトナム人3人不起訴 津山区検

日本の安全な環境を破壊する者たちが一掃され、人々が安心して暮らせる犯罪のない社会となりますことを心から祈ります。

◯【治安悪化】銅線ケーブルなど金属類の盗難事件、2023年だけで1万6276件、被害額は約109億円

◯【岸田の宝】茨城県で太陽光発電施設から盗まれた銅線を買い取っていた金属買取業者が“中国人”であることが判明

◯殺人・強盗などで検挙された来日外国人が2008年以降最多に 殺人・強盗などの重要犯罪は前年より2000件増加、性犯罪は5000件以上増加 ベトナム人が最多、次いで中国人、ブラジル人

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