【嫌われる昆虫食】昆虫食ベンチャー『BugMo』が破産 コオロギ養殖の先行投資が大きな負担に

【嫌われる昆虫食】昆虫食ベンチャー『BugMo』が破産 コオロギ養殖の先行投資が大きな負担に

昆虫食の研究や開発を手がける「BugMo」(京都市)が、先月末に破産したことが分かりました。

「BugMo」は2017年11月に松居佑典が設立したベンチャー企業で、国内でのコオロギ飼育やベトナムからの輸入、粉末加工したコオロギの販売を手がけていました。

2018年10月からはフィットネスジムや自然食品店、オンラインショップを通じた販売を開始し、コオロギ粉末を使った出汁パックの販売も行っていました。

「BugMo」は、クラウドファンディングで3500万円を調達するなど、一時的に注目を集めましたが、事業化に向けた投資負担が重く、コロナの影響でコオロギの輸入もストップする事態となりました。

2023年4月期の売上高は約950万円にとどまり、その後も業績が振るわず、資金繰りに窮し、破産に至ったとのことです。

この報道を受け、ネット上では「栄養価云々の前に米やパンより遥かに高価だし、しかも虫だしで物価高に苦しむ今のご時世に好きこのんでまで食べないですよ」「これ面白かったのが、コオロギの品質向上のために良質な穀物などの餌にこだわってたらしいが、 じゃあまずその穀物を食べればよくね?」といったコメントが次々と寄せられています。

また、ある食品メーカー勤務のネットユーザーは、取引金融機関の依頼で断りきれず、ある昆虫食ベンチャーからコオロギの購入提案を受けたと明かし、「牛のゲップによるCO2排出量にくらべ、コオロギの排出量は少ない、エサを殆んど摂取しない優れた食資源、ヨーロッパではメジャーになりつつある、だとか売り手の理屈ばかりで消費者目線でない話に辟易としました」とコメントしています。

◯Yahoo!ニュースコメント欄

「BugMo」などの昆虫食ベンチャーは、見た目の悪さから、コオロギを粉末状に加工した上で流通させようなどとしていましたが、アレルギーや食中毒などの健康リスクに加え、人々が嫌悪感を抱くものを強引にあらゆる食品に混入しようとする姿勢が、消費者の不信感を招く結果となり、今や次々と倒産しています。

食の安全が守られ、健全な食文化のみが広くこの世に普及しますことを心から祈ります。

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