米下院は14日、トランスジェンダーの選手が女子スポーツに参加することを厳しく制限する法案を可決しました。
トランス学生の女子スポーツ参加禁止法案、米下院で可決 https://t.co/0VkJktbrY5
— AFPBB News スポーツ (@afpbb_spo) January 15, 2025
この法案は、性別を「出生時の生殖生物学と遺伝学に基づく」と定義し、政府の資金援助を受ける全ての学校や大学で、トランスジェンダー学生が女子の活動に参加することを禁止じる内容となっています。
下院では、民主党からの2票を含む218票で可決され、今後、上院を通過して大統領が署名すれば法案が成立することになります。
上院(定数100)では、成立に60票が必要なため、53議席を持つ共和党に加えて民主党からも7人が賛成に回る必要があります。
共和党は昨年の選挙を前に、若者とスポーツに関するトランスジェンダー問題を取り上げ、「女子スポーツは女性のもの」と主張し、多様性を重視する民主党を批判してきました。
法案通過後、共和党所属のマイク・ジョンソン下院議長は「我々は聖書と自然を通じて男子は男子、女子は女子であり、男子は女子になれないことを知っている」とし、トランスジェンダー選手の競争制限は適切だと説明しました。
トランプの正式な大統領への就任が迫る中、アメリカでは大学や大企業の間でも、トランスジェンダーをはじめとしたマイノリティを優遇する風潮の見直しが進んでいます。
全ての人が公平性と尊厳を尊重し合い、安心してスポーツに参加できる環境が整いますことを心から祈ります。
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