【米メタ】利用者のパスワードを暗号化せずに保存したとして、9100万オーロ(約145億円)の制裁金 アイルランドのデータ保護委員会が発表

【米メタ】利用者のパスワードを暗号化せずに保存したとして、9100万オーロ(約145億円)の制裁金 アイルランドのデータ保護委員会が発表

アイルランドのデータ保護委員会(DPC)は27日、米IT大手・メタが利用者のパスワードを暗号化せずに保存していたとして、同社に9100万ユーロ(約145億円)の制裁金を科したと発表しました。

DPCは2019年3月に、「フェイスブック」や「インスタグラム」の一部利用者のパスワードが暗号化されず、メタの社内で閲覧できる状態になっていたことを受け、同社への調査を実施していました。

DPCのグラハム・ドイル副委員長は声明で「データが悪用される危険性を考えると、利用者のパスワードを暗号化しないまま保存すべきではないことは当然だ」と指摘しました。

この問題について、メタの広報担当者は、問題が発覚した時点で直ちに不備を改修し、パスワードの悪用や不正なアクセスに繋がった証拠はないと説明しています。

現在、メタをはじめアメリカのIT大手企業の大半は、節税対策の一環でEU内の拠点をアイルランドに置いているため、DPCが主導的に監督を行っています。

DPCは、これまでにEUの一般データ保護規則(GDPR)に違反したとして、メタに対して総額25億ユーロ(約4000億円)もの制裁金を科しています。

全ての分野において不正行為が厳しく取り締まられ、人々の安全が守られますことを心から祈ります。

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