今年3月、奈良市の職員が、マイナンバーカードを盗んだとして逮捕されましたが、その後の取り調べで、盗んだカードを悪用してマイナポイントを不正に取得していたことが発覚し、再逮捕されました。
再逮捕されたのは、奈良市の会計年度任用職員だった「武田詩穂」容疑者(31)です。
武田容疑者は昨年12月、勤務していた奈良市内の商業施設にあるマイナンバーカードセンターで、職場に対する不満から周囲を困らせようとカードを盗み出しました。
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武田容疑者は、カードを盗み出した際、暗証番号を設定してサーバーに不正アクセスし、持ち主になりすまして7500円相当のマイナポイントを受け取っており、「電子計算機使用詐欺」などの疑いが持たれています。
報道によると、マイナポイントを不正取得した疑いでの逮捕は全国で初めてとのことです。
このように、マイナンバーカードは、職員の手にかかれば、容易に盗み出したり、カードの持ち主になりすますこともでき、いつ悪用されるかも分からない状況下で管理されています。
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Twitter上では、今回の再逮捕を受け、「介護施設で信用して預けたのに、悪用されていた、 ということ起こりますよね…」「安全性も担保されないカードなんていらない」「なりすましが可能なら、ア◯ムとかアイ◯ルで勝手にお金借りられてしまうって事?」といった懸念の声が殺到しています。
マイナンバーカードの普及を強行し、国民の安全を脅かす悪徳政治家たち、そして、制度の脆弱性を悪用する犯罪者たちが厳正に裁かれますことを心から祈ります。
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