北海道の酪農業者の間で、毎日大量の生乳が廃棄される中、政府は毎年「カレント・アクセス(乳製品の低関税輸入枠)」に基づき、1995年度から毎年、13万7000トンもの乳製品を輸入しつづけています。
農水省のデータによると、2021年における国内の生乳生産量は、全国で759万トン、そのうち北海道は426万トンで、カレント・アクセスによる輸入量は全国の生産量の約2%、北海道の約3%に相当します。
これまでカレント・アクセス輸入枠に関して反対する声はほとんど上がっていませんでしたが、コロナの影響で乳製品の需給ギャップが生乳換算で40万トンに上る見通しとなり、現在、酪農家は生乳の減産を強いられています。
しかも、カレント・アクセス枠の全量を輸入することは義務ではなく、あくまで「輸入機会」を提供するために設けられた枠に過ぎません。
にもかかわらず、政府は乳製品の輸入量を減らすどころか、北海道の酪農家たちに減産を強い、さらには交付金を出してまで牛を殺処分しようとしています。
農水省が一向に乳製品の輸入を制限しようとしないのは、乳製品の輸入を代行している「独立行政法人・農畜産業振興機構」が利権を握っているためだと言われています。
食糧危機をねつ造し、自らの利権のために生乳の廃棄や家畜の殺処分を強いる悪人たちが厳正に裁かれ、食産業界が守られますことを心から祈ります。
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