中国政府が、外国の化粧品メーカーに対し、今年4月末までに商品の原料名や比率を明記した調合表の提出を義務付けていることが明らかになりました。
報道によると、中国政府は化粧品メーカーだけでなく、原料メーカーに対しても成分比率の開示を求めているとのことで、拒否すれば中国での販売ができなくなります。
しかし、もし中国政府の要求を飲んだ場合、中国企業に各化粧品メーカーの企業秘密がそのまま横流しされ、同品質のコピー品を安価に生産される恐れがあると懸念されています。
化粧品の組成情報は、各メーカーが長年の研究によって培ってきたものであり、知的財産権を侵害する中国政府の姿勢に批判が殺到しています。
中国の化粧品市場は、2019年に約572億ドル(当時約6兆3000億円)に達し、アメリカに次ぐ第2位の規模となっており、「中国市場の大きさを利用した、体のいい技術移転だ」と日米仏などの主要メーカーから反発の声が上がっています。
今後、日本の化粧品業界団体は、米欧の経済団体と連携し、中国当局に規制の再考を求めるとしています。
過去の記事でも述べましたが、中国政府は「複合機」などのオフィス機器についても、設計や開発を含む全工程を中国国内で行うよう求める規制の導入に乗り出しています。
○【中国政府】海外のオフィス機器メーカーに対し、複合機の中国国内での設計・製造を要求 真っ向から海外の企業秘密を盗み取る狙いか
また、中国企業は新幹線の設計・製造や太陽光発電事業で莫大な利益を上げていますが、それも日本企業から盗み取った技術をそのまま利用していることが分かっています。
○日本の新幹線技術が中国へ流出 中国は「独自開発」と主張し国際特許を出願 裏では二階俊博が関与
○【米、数兆ドルの損失】中国共産党のハッカー集団、知的財産を世界中から盗み出す
○【サラリーマンが狙われる!!】日本の先端技術が中国に流出 中国人産業スパイの巧妙な手口
横暴の限りを尽くしてきた中国共産党が一刻も早く滅び去り、この地上に真の平和と安息が訪れますことを心から祈ります。
○【追い詰められる中国】アメリカの半導体規制は不当としてWTOに提訴するも、国際ルールを遵守してこなかった中国に批判集中 さらに日本とオランダがアメリカの対中輸出規制への参加に基本合意
○【アメリカ】中国出身の元エンジニアが米アップルの自動運転技術の機密情報を盗んだことを認める アップルに入社した中国人によるスパイ行為が相次ぐ
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