米Twitter社の元セキュリティ責任者で、伝説的なハッカーとして知られる「ピーター・ザトコ」が、同社の脆弱性について内部告発していたことが明らかになりました。
ピーター・ザトコは、グーグルや電子決済サービスのストライプ、国防総省で幹部を歴任、2020年に前CEOの「ジャック・ドーシー」に腕を見込まれTwitter社に入社しましたが、今年1月に同社から役職を解任され、退社しています。
ピーター・ザトコは、米証券取引委員会(SEC)、米司法省(DoJ)、米連邦取引委員会(FTC)に200ページにわたる告発文書を提出、Twitter社がセキュリティに関する深刻な脆弱性を隠蔽してきたほか、偽アカウント対策よりもユーザー数の獲得を優先してきたと指摘しています。
以下は、ピーター・ザトコが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料の抜粋です。
Twitterの約7000人の従業員の約半数が、ユーザーの機密個人データと内部ソフトウェアにアクセスでき、そのアクセスは監視されていない。
また、数千台のノートPCにソースコードの完全なコピーが入っている
Twitterはユーザーと米連邦取引委員会(FTC)に対して「虚偽で誤解を招くような発言」を繰り返すことで、個人情報保護問題に関する2011年のFTCとの和解の条件に違反している
botやスパムがアクティブユーザーの5%未満だとTwitterは主張しているが、測定方法は誤解を招くものだ
また、ピーター・ザトコはTwitter社の内情について、ジャック・ドーシーの後任であるパラグ・アグラワルCEOを含む幹部らが、同社の短期的成長を追求するあまり、信用できない中国筋からの資金提供を受け入れたり、ロシア政府からの検閲・監視の要求に応じるよう提案し、ユーザーや従業員を外国の諜報活動のリスクに晒してきたと主張しています。
ピーター・ザトコは、内部告発の目的について「ジャック・ドーシーとTwitterユーザーに対する義務を果たすためだ」と述べています。
これに対し、Twitter社は「矛盾や不正確な点が多く、重要な文脈が欠落している」との声明文を発表しました。
過去の記事でも述べましたが、Twitter社は膨大な人数の個人情報を流出させている上、中国をはじめとした諸外国の工作活動を黙認、その一方で正しい情報や言論を徹底的に弾圧してきました。
○【過激化する李飛飛による情報弾圧】ツイッター社、コロナワクチンの危険性を“デマ”だと決めつけ、正しい投稿に警告ラベル
○【さらなる信用失墜】Twitterユーザー540万人分の個人情報が「ハッキングフォーラム」で約4000万円で販売されていたことが発覚
○【証拠動画あり】創価企業Twitterが“いいね”やリツイート数を意図的に減らしていたことが発覚!! 卑劣な言論弾圧の実態
また、Twitter社の創業者で前CEOのジャック・ドーシーは、25日にTwitterユーザーから「ジャック、あなたはTwitterをどうしたかったのですか? 思った通りになりましたか?」と質問され、「私の最大の後悔はTwitterが企業になったことだ」「Twitterは“1つのプロトコル”であるべきで、特定の国家や別の企業に所有されてはならない」と述べています。
ジャック・ドーシーは、今月8日に「中国共産党を終わらせよ」とツイートしましたが、創業者として、同社が中国人に乗っ取られていく現状を苦々しく思っているのかも知れません。
○【中国共産党の脱退者が4億人に達する】米Twitter社前CEOの「ジャック・ドーシー」が「中国共産党を終わらせよ」とツイート
今回の内部告発により、Twitterが中国やロシアなどの共産主義国にとって、都合の良い情報発信ツールになり下がってしまったことがさらに明白になったと言えます。
これを機に、Twitter社の不正が全て白日の元に晒され、不正に荷担する全ての悪人たちが厳正に裁かれますことを心から祈ります。
○TwitterやInstagramなどで言論弾圧をしていた犯人は、楽天・三木谷会長である疑いが濃厚に 中国共産党(江沢民)とズブズブのイーロン・マスクとも親交深める
○米Twitter社が個人情報を「安全のため」と偽って収集し、ターゲット広告に不正利用していたことが発覚 違約金1億5千万ドル(約190億円)支払うことで合意
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