
東京国立博物館が、前庭にある池を埋め立てて芝生の広場を整備するために、改修費の寄付を募っていることが判明し、物議を醸しています。
> 2027年3月の完成を予定しており、改修費用は寄付で賄う。
お前はいったい何を言っているんだ
— 黒織部 (@kurooribe) November 11, 2025
東京国立博物館は10日、「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」を発表し、同館の“顔”とも言える池を、なだらかな高低差を生かした芝生エリアへと改修し、子供から高齢者、障害者、外国人まで誰もが安全に過ごせる憩いの場を整備したい考えを示しました。

2027年3月の完成を目指して改修工事が進められる予定で、同館は「新しくなった前庭を活用して、コンサートやビアガーデンなど様々なイベントを開催することで、新たな東京国立博物館の魅力を発信していきます」としています。
今回、プロジェクトへの寄付を募るドネーションサイトもあわせて開設され、集まった寄付金は改修費用に充てられることになっています。
こうした方針に対し、「維持する費用も改修費用も無いってことか…」「池をなくす? 正気ですか?」「えええショックです… 夏はハト、カラス、スズメが水を飲んだり本館前の吐き出し口で水浴びしたりしていた 夜は池に映る本館が美しかった」「本館と一緒に造られたはずだから、指定文化財級の近代遺産。国立博物館が何やってんの?」「インバウンドがゴロゴロする光景が目に浮かぶ」といった批判の声が殺到しています。
維持する費用も改修費用も無いってことか…。 https://t.co/0bN1OORR3I pic.twitter.com/YAVDjx04yb
— 小林@ (@nemasaira) November 11, 2025





また、前庭の池は水を溜めておくことで緊急時の消火活動にも利用でき、実際に東京国立博物館の消火訓練では池の水が使われていたことから、貴重な収蔵物を守るためにも、消火栓が使えない場合を想定して残すべきではないかと指摘する声も上がっています。


人々が安心して過ごせる快適な社会環境が保たれますことを心から祈ります。
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