「トランプ氏は被害者の女性と何時間も過ごした」アメリカ民主党がエプスタインのメールを新たに公開 トランプはデマと主張

「トランプ氏は被害者の女性と何時間も過ごした」アメリカ民主党がエプスタインのメールを新たに公開 トランプはデマと主張

アメリカ民主党の議員団は12日、ジェフリー・エプスタイン元被告が生前、側近らに宛てて送ったとされるメールを公開し、その中に「トランプ大統領が被害者の女性と何時間も過ごした」との記述が含まれていると明らかにしました。

問題のメールは、2011年4月にエプスタインが元交際相手のギレーヌ・マクスウェル受刑者に宛てたもので、「吠えない犬というのはトランプのことだと理解してほしい」「被害者の女性は私の家で何時間もトランプと過ごしたのに、これまで一度も名前が挙がったことがない。警察署長だって同じだ。私は“75%”のところまで来ている」と記されていました。

このメールには比喩表現が含まれているため分かりにくい部分もありますが、エプスタインは「沈黙を守っている人物とはトランプのことだと理解してほしい。被害者の女性が私の家で何時間もトランプと過ごしていたにもかかわらず、その名が一度も取り沙汰されていない。警察を含め、誰も触れようとしないのだ」と述べていたとみられています。

これに対し、マクスウェル受刑者は、「私もそう考えていた」と返信していたとのことです。

さらに、エプスタインは2019年1月31日に作家のマイケル・ウォルフ宛に送ったとされるメールの中で、トランプが20年前に彼を「変質者」として「マールアラーゴ」から追放した件に触れ、「トランプは私に退会を求めてきたが、そもそも私は会員ではない。彼がギレーヌ(マクスウェル受刑者)に“やめろ”と言ったのだから、少女たちのことを知っていたはずだ」とも記していました。

このメールの内容も断片的ではあるものの、エプスタインがマクスウェル受刑者とともに少女をあっせんしていた実態を、トランプが当時から把握していたと示唆しているとみられています。

これまでトランプ大統領は、「エプスタイン元被告が女性とのみだらな行為をあっせんしていたことは知らなかった」と主張しており、今回のメールの内容と矛盾していると指摘されています。

一連の報道に対し、トランプ大統領はSNSに、「政府閉鎖などでの失敗から注意をそらそうと、民主党がふたたびエプスタインのデマを持ち出してきた。こんな罠に引っかかるのは非常に悪い共和党員か、愚かな共和党員だけだろう」と書き込み、事態の鎮静化を図っています。

事件に関与した悪人たちがすべて炙り出され、厳正に裁かれますことを心から祈ります。

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